更新日 mise en ligne le 16 février 2003
remise en page le 18 mars 2012
シュークリームでお馴染みのシュー生地を使ったお菓子には、エクレアやシューケット、プロフィトロールなど色々あります。
今回は甘味を加えない塩味のシュー。 お砂糖に代えてチーズが入った「グージェール」。
18世紀、フランス・ブルゴーニュ地方リヨンの街で作られたのが最初で、以後ワインの試飲の際に共に味わわれるというおつまみ感覚のシューです。
ブルゴーニュ風にするなら使うチーズはグリュイエール。これをコンテに変えると、フランシュ・コンテ地方料理にもなります(元はブルゴーニュ発祥ですが)。
暖かいうちにアペリティフのお供に、サラダなどを添えてアントレにもできますよ。
材料 : 20〜30個分(サイズによる)
- 小麦粉:70g
- 水:120cc
- バター:50g
- 塩:指2本で2つまみ
- グリュイエール又はコンテ:40g
- 溶き卵(全卵):120
- チーズは細かくすり下ろし、玉子は丁寧に溶いておく
オーブンペーパーを鉄板に敷いておく
無い場合はアルミホイルを敷き香りの少ない植物油かバターを極薄く塗っておく(オーブンの外に置く)
オーブンを180度に熱しておく(熱が行き渡りやすい小さなオーブンなら170度程)
- バターを薄切りにして小鍋に入れ、水と塩を注いで火に掛ける
泡立て器(手動)で時々かき混ぜ、バターが完全に溶け、沸騰したら火から下ろし、即座に小麦粉をあけてしっかり混ぜる
生地はモチモチとし、鍋から簡単にはがれるようになります
- 2に溶き卵を半分加えて均一にし、もう半分とチーズを加えてよく混ぜる(手早く)
- 出来上がった生地をティースプーン2つを使うか絞り出し袋を利用し、2cm程に3cm間隔にオーブンペーパーに落として行く
熱しておいたオーブンに入れ、10〜15分、途中で少し温度を落としてふんわり膨らみ焼き色が付くまで焼く
※膨らみ具合が気になるものですが、決して途中でオーブンを開けて熱を逃がしてしまう事が無いよう気を付けましょう
ふくらんでいる途中で熱が逃げてしまうと、シューは折角プックリしたのにへにゃりとしぼんでしまいます
出来上がりかなと思っても、もう一踏ん張り我慢してしっかり焼き上がるまで待ちましょう
出してちょっとしたら萎んでしまったというのは大抵焼きが足りないからです※出来上がる数はサイズによります
シューケット程度に小さく作れば35個ぐらいはできる筈
※私は入れませんが、お好みでコショウ少々をチーズと共に加えても良いです
※焼いている最中から、チーズの何とも言えず魅惑的な香ばしい香りが漂いますが、途中でオーブンを冷ましてしまわない(開けてしまわない)ようにくれぐれも気を付けて
頂いたご意見
●2003/3月 ゆきのすけさん(ゲストブックにて)
先日夕食の準備をしていてふと思い立ってグジェールを作ってみました。少し慣れていい気になって分量だけ見てその先をしっかり読まずに作ってみたらどうも。この前と違う。生地が鍋から離れるどころかとろとろ。まるでケーキの生地みたい。見事失敗してしまいました。バーターを溶かして沸騰させると書いてあるのに溶けただけで生地に加えてしまいました。やっぱりきちんと作り方を見ないとダメですね。でも失敗したおかげでシュー生地を作る時の大事なポイント、絶対忘れないと思います。その後粉を少し足して焼いてみたのですが焼いている間の香はとってもよかったです。
彼が帰って来て『なに?この匂い。美味しそう!』っていったのですが、『ごめん、失敗の香』とわたし。
また、挑戦してみます。
(同3月続きのメッセージを頂きました)
この間失敗したグージェール再挑戦してみました。結果は大成功。焼いている時からチーズの良い香にわくわくして、できたての熱々をたべて『おいしー』思わず二人で叫んでしまいました。こんなに美味しいレシピを教えて下さって感謝です。