更新日 mise en ligne le 15 janv. 2002
remise en page le 15 mars 2012
お野菜を煮込んだお出汁入り和風スープに、丸いうどん風生地のすいとん
生地を落とすとやがてゆっくりと浮かんでくるのが面白くて、子供の頃、母と一緒にお鍋を覗き込んだものでした
いかにも“日本のおふくろの味”的な温かく優しい味わいは、ちょっと胃にお休みを与えたい時や、お夜食にも向きます
特に風邪引きさんには長葱のグリーンの部分をたっぷり加えてヴィタミンの補給を
お出汁を含んだ小麦玉とお野菜の美味しさはお味噌仕立てでも楽しめ、ヴァリエーションはお好みなだけいくらでも広げられるお料理です
写真中央は、玉子を落としてさっと煮たものです。
材料 : (3〜4人分)
- ニンジン:50g
- 長ねぎ又はポワロー:100g
- 大根又はかぶ:100g
- 生しいたけ:100g
- 鳥もも肉(皮と脂身除く):200g
- うどんつゆ:1リットル
- 中力粉:160g
- 水又はうどんつゆ:160g
- ベーキングパウダー:小さじ半
- ねぎは食べやすいサイズの斜めに、又は1センチ幅の小口切り(輪切り)にする
ニンジンは細ければ輪切り(梅や桜の花状に飾り包丁を入れても良い)、太ければ半月又はいちょう切り、大根もいちょう切りにする
鶏肉は小さめの一口大に切る
- 鍋に1の野菜とうどんつゆ入れ火に掛ける
煮立ったら鶏肉を加え、全てに火が通り野菜が柔らかくなるまで煮る
表面に浮いてくるアクは取り除いておきます
- 野菜を煮ている間にすいとんの生地を用意する
ボウルに粉とベーキングパウダーをふるい、水又は出汁(塩分が無ければ塩1〜2つまみ加える)を入れて均一に混ぜる
- スープが出来上がったら、弱火にかけたまますいとん生地をティースプーンで一口大ずつ落とし、10分程煮る
煮立てないように気を付けて
温かいうちに好みでコショウ又は七味唐辛子等をかけて召し上がれ
※お野菜はベーシックなもののみ記載していますので、この他にゴボウや里芋、小松菜や春菊等々、お好みのものに代えても良いです
具はお好みで、湯通しして短冊に切った油揚げや、きつねうどんのように甘辛く煮含めたきつねを乗せたり、豚汁、けんちん汁、お味噌汁をベースに小麦生地を煮るだけでも楽しめます
※上記のレシピでは、手軽にできるよう市販のつゆの素等を利用するのを前提に書いています
お出汁を手作りする方はお好みのつゆをご利用下さい
なお、我が家ではお出汁に使えるいりこ等の材料が見つからないので、おおよそですが、ほんだし小さじ2/3、醤油大さじ1半、砂糖小さじ半、塩少々、昆布少々でつゆを作っています
すいとん生地を中力粉100g、コーンスターチ(片栗粉でも良い)60g程度にするとややもっちりとし、また少し違った触感になります
その場合はベーキングパウダーがあまり効果を発揮しないようなので加えなくて良いと思います
中力粉が無ければ薄力粉と強力粉を半々にして代用します
フランスの粉ならばTYPE55をそのまま利用して大丈夫。というよりこれがなかなか美味しいんです。