更新日 mise en ligne le 4 juin 2004
remise en page le 13 mars 2012
我が家の「残り物かき集め料理」から生まれた、即席エンチラーダが元のレシピ、特に目指したわけではないながらもヴェジタリアン料理です。
クレープは、その方が作るのが楽だから というだけですので、コーンでもフラワーでも(トウモロコシか小麦粉製かの別)トルティーヤがあればそちらでも勿論楽しめます。
卵もダメというヴェジタリアンなら、チーズは抜きで玉子を使わないトルティーヤを用いるべきでしょうね。
意外にもボリュームたっぷり、色々なお野菜が一度に取れて、素材さえ用意しておけば10分もかからずに用意が出来て後はオーブンなりトースターなりが面倒を見てくれるので、忙しい時にも便利な一品として我が家では時々登場します。
ヴェジタリアンというと顔をしかめる肉好きの相棒も、文句どころかリクエストをよこすくらいですから。
ここでは、クレープを使うことを前提としてレシピを書いていますが、フラワートルティーヤのレシピは別に用意していますので、手作りしたい方はそちらをご参照下さい。 勿論市販のものを使っても構いません。
材料 : 6人分
<クレープ生地用>- 玉子:2個
- ミルク(牛乳):320cc
- 塩:指2本で2つまみ
- 小麦粉:160g
- フライパン用バター:少々
<具材> - ホウレン草:400g
- マッシュルーム:200g
- バター:20g
- 刻みパセリ:1/4cup
- トマト:400g
- オリーヴ油:大さじ1
- ガーリック:1片
- 塩:小さじ1/3程
- 缶詰の白インゲン豆:600g
- トマト:400g
- リコッタチーズ:200g
- おろしたエメンタル:60g程
<必要な道具(目安)>
・鍋
・ボウル
・泡立て器(手動)
・直径24cm以上のフライパン
<賞味期限>
出来立てを賞味
- クレープを用意する
ボウルに玉子とミルク、塩をしっかりと溶き混ぜ、別にふるった小麦粉を2〜3回に分けて加え、泡立て器で(手動:泡立てない)ダマにならないよう混ぜ合わせる
万が一ダマになったら、30分程涼しい所で寝かせてひと混ぜすればなめらかになります
- フライパンを温め、バター少量を溶かしてキッチンペーパーで余分なバターをさっと拭いながら全体に馴染ませ、クレープ生地をレードル一杯(フライパンのサイズによる)流し、フライパンを持ち上げて傾けながら手早く全体に広げ、両面うっすらときつね色に色づくかどうか という程度に焼き上げてお皿によけておく
残りの生地全て焼き上げて重ねておく
(ここまで用意して、ピッチリとラップで包んで冷蔵庫で3日程保存出来ます)
- 具を用意する(1)
トマトを湯むきし、2cm程に刻む
オリーヴオイルとスライスガーリックを鍋に入れて温め、香りが立ってきたらトマトを一気にあけて、中火弱でフタをして煮崩れるくらいに15分程加熱した後、様子を見てフタを外して最初の1/4強に煮詰める
これにさっと水洗いした缶詰の白インゲン豆を加え、塩小さじ1/3程で味を調える
汁気が多いようならば、少し煮て水気を飛ばし(冷めると少し固まるので、多少残しても良いです)、暖かいうちにフォークで半分程つぶしておく
ホウレン草は茹でて水にさらし、しっかりと絞ってから、ザクザクと切り分けておく
(この時点でそれぞれ3日程冷蔵庫で保存可能)
- 具を用意する(2)
マッシュルームは縦にスライスし、パセリと共に全体がしんなりするまでバター炒めにして軽く塩しておく
(塩は指2本で2つまみ程、上記分量掲載外)
- <組み立てる>
クレープ生地1枚を広げ、巻き寿司の要領で手前にまず豆をたっぷりと置き、左右に伸ばす
粗く刻んだホウレン草を乗せ、炒めたマッシュルームもあしらい、1つにつきリコッタチーズを大さじたっぷり2(又は3)杯、具材全体に行き渡るよう乗せてから、端からキッチリと巻いて、薄くバターかオリーヴ油(分量外)を塗ったグラタン皿に並べる
- すり下ろしたエメンタルチーズ(又はピザ用の刻みチーズ、パルメザンなどお好みで)を散らし、オーブンで温めると共にこんがりと焼き色をつければ出来上がり
熱々のうちに召し上がれ
※塩の量は、缶詰のいんげん豆にも恐らくついているので、控えめに加えて様子を見て追加しましょう。
※パスタのラザニアで作りたい という人もきっと出てくると思うのですが、その場合は上からソースをかけないと、焼いた時に固くなりすぎるでしょうから、このレシピにはお勧めできません。
逆に、クレープの方が、カリッとした所も美味しいので、我が家では手軽さだけでなく適度な柔らかさと少し焦げた香ばしさの両方を楽しめるため、このお料理に関してはクレープに徹底しています。
※材料をあらかじめ前日迄に用意しておいた時には、極力全ての材料を常温に戻してからオーブンに入れるのが望ましいです。
さもないと、見た目は香ばしくても中はまだ冷たい なんてことにもなりかねません。
「あとは焼くだけ」の状態で保存することも出来ますが、色々な食材が合わさるので、何日も前に作るのではなく、前日か当日に用意するのが望ましいです。 巻くのにはさほど手間はかかりませんから。
※出来上がりの数はクレープのサイズにもよるのですが、直径24cm強のクレープが6〜7枚できる筈。
6人分ならちょっと軽めでしょうから、ポタージュなどを追加すると良いと思います。
4人分だと大食漢向きかな。。