更新日 mise en ligne le 25 juin 2003
remise en page le 15 mars 2012
「ガスパチョ:Gazpacho」と言うと日本では冷たいスープの総称のように使われることもあるらしいのですが、語源はイスラム語で「びしょ濡れのパン」という意味だそうです。
こちらにご紹介するガスパチョは、その名に従ってパンが入った冷製スープで、日数が経って固くなったバゲットが最適です。
作り方は至って簡単 材料をミキサーにかけて冷やすのみ。
しかし、それだけに素材が肝心。 お野菜は極力よく熟したものを用い、オリーヴ油は必ず質の良いエクストラヴァージンを使いましょう。
スペイン アンダルシア地方の熱い太陽の元、緑黄色野菜の彩りはさぞかし美しく映えることでしょう。
お好み次第のトッピングには、クルトンを添えても構いません。 作り方は「パンが余ったら」のカテゴリにあります。
材料 : 4人分
<スープ用>- フレッシュトマト(2個):300g
- キュウリ(1本):100g
- 赤パプリカ(1個):100g
- バゲット(フランスパン):40g
- 水:200cc
- 氷:200g
- 塩:小さじ1/4
- オリーヴ油:大さじ2
- 白ワインヴィネガー:大さじ1
- ガーリックパウダー:少々
なければニンニク1片分のおろし汁 - コショウ:少々
- パプリカパウダー:小さじ半
<トッピング用(1例)> - 玉ネギ:50g
- 赤パプリカ:50g
- ピーマン(緑1個):50g
- 刻みパセリ:適量
- バゲットが新しい場合は、横にカットしてトースターで焦げ色が付かない程度に焼いて冷ましておく
乾燥して固くなった(残り物の)バゲットはナイフで1センチ角に刻んでおく
トマトはお湯に浸けるか火にかざして皮をむいて刻み、キュウリ、赤ピーマンは2センチ角ほどに刻んでミキサーに入れる
生のガーリックを使用する場合はすり下ろして汁のみを加える
水100ccと氷、塩、コショウを加えて全体をピュレ状にする
- 1にオリーブ油、ワインヴィネガー、パプリカパウダーを加えてもう一度ミキサーのスイッチを入れ、全体に均一になったら 刻んだバゲットと残りの水100ccを加えてパンが細かくなるまでミキサーにかける
- ピュレ状になったスープを冷蔵庫で3〜40冷やす(野菜から水が出るので寝かせて味を均一にします)
この間にトッピングの準備をします
パセリはみじん切り、その他は5ミリ程のサイコロ型に切る
玉ネギは切ってから冷水に10分ほど浸して辛みを抜いておく
- トッピングの材料は別皿に色好く盛りつけ、良く冷えたスープを人数分のスープ皿またはカップに注ぎ、好みのトッピングを散らして召し上がれ
※赤パプリカとは、肉厚の西洋ピーマンのことです
ピーマン独特の青臭さが少なく、甘味が強いので苦手な方にも食べやすい味でしょう
色は赤、黄、緑、紫、白などヴァラエティーに富んでいますが ここではトマトに揃えて鮮やかな赤を使います
※白ワインヴィネガーは普通のお酢でも代用できます
日本のお酢はツンとした香りが強めなので、やや少なめにすると良いでしょう
※トッピングは何でもお好きなものを
上記の他 キュウリや固ゆで卵、サイコロ状にカットしたバゲットをガーリックバターで炒めたクルトンを散らしても美味しいですよ
頂いたご意見
●2004/8月 ミミさん(ゲストブックにて)
数日前、余ったバゲットをどうしようと思っていたところ、トマトさんのページでそういったコーナーがあったなあと思い出し、まず、「ガスパッチョ」を作ってみました。作るのも食べるのも生まれて初めてだったけど、とーーーってもおいしくて、今日もまた作ってしまいました。今回は冷蔵庫に残っていたセロリと玉ねぎも入れてみたけど、これまた美味でした。