更新日 mise en ligne le 27 juin 2001
remise en page le 13 mars 2012
“グラタン・ドーフィノワ” Gratin dauphinois |
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冬こそ美味しいグラタンですが、春の新ジャガを使うのも楽しみな「Gratin dauphinois:グラタン・ドーフィノワ」、
ドーフィネ地方発祥のフランスの家庭的なお料理です
ビストロやレストランでも、鴨などの肉料理の付け合わせにしているのに時々出会います
作り方は至ってシンプル、でもそれだけに作り手ごとに様々な秘訣があり、グリュイエールチーズを敷いたり混ぜたり乗せたり、玉子を加える等々ヴァリエーションも豊かです
我が家の配合は、ブルターニュの農家で大きな鴨肉のグリルと味わい深い美味しいワインと共に舌鼓を打った味を再現すべく試行錯誤の末に行き着いたとてもとてもシンプルなもの(まだ味は叶いませんが)
日曜日、準備をしてオーブンに入れ、相棒に番を頼んでマルシェへ出掛け、新鮮なレタスと焼きたてのパンを買ってこれだけをメインにシンプルなランチにする事もしばしばです
ワイン好きな方へは、フルーティーでもしっかりした味わいの赤ワインを添えてお楽しみ下さい
材料 : 24cmのタルト型の場合
- 新じゃが:800g
又は通常のじゃがいも - 生クリーム:200cc
- 牛乳:150cc
- 塩:小さじ1と1/3
- ニンニク:3片
- バター:10〜20g
<必要な道具(目安)>
・大きなフライパン
・あればニンニク潰し
<賞味期限>
出来立てを賞味
- バター:10〜20g
- じゃが芋は皮をむき、4〜5ミリにスライスする
底の広い耐熱皿(深みのあるもの:ここでは24cmのタルト型を使用)にバター(分量外)を薄く塗り、ジャガイモを魚のウロコのように少し重なるようにして並べる
- ニンニクは薄皮を剥ぎ、専用の道具があればそれで潰すか、すり下ろして並べたじゃが芋の上に散らす
- ボウルに塩、牛乳、生クリームを混ぜ、2の全体にそっと回しかける
この上に刻んだバターを散らし、180度ほどのオーブンでおよそ50分焼く
※焼き時間は芋の厚さにもよります
確認する場合は目立たないところをそっと箸やフォークでつついてみて、芋にすんなり刺されば出来上がりです
※上火が強く早く焦げてしまいそうな場合は色づき始める頃にアルミホイルで覆います
※コクのあるワインのお供にはこのくらいしっかりした味わいが美味しいので塩味をしっかり付けていますが、付け合わせの場合は小さじ1杯程度でも良いでしょう
春の強い陽射しの下のテラスなどで味わう場合は、冷たいロゼと共におつまみにもなりそうです。
付け合わせとする場合にはメインによる。 例えば鴨ならコクと腰のある赤、魚ならキレの良い辛口の白といった風に。 Marcillac, Moulin a Vent, Crus du Beaujolais, Sancerre, Muscadetなど。 もう少し軽めの若い赤やロゼBeaujolais Villages, Cotes du Rhone, Cotes de Provence, Saumur Champigny, Chinon, Saint Nicolas de Bourgueil etc.