マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 15 septembre 2005
remise en page le 30/09/2009
Moules mariniè,re ムール貝の白ワイン蒸し

我が愛しのベルギーの、故郷の味をここに再現しました

ブリュッセル、アントワープ、ブリュージュ、どこのレストランでも、両手でなければ持てないような、重たい大きな鍋にひとつ、それも山盛りで一人前

これに、ボウルいっぱいのフリット(フライドポテト)を添えれば、立派なベルギー料理の出来上がりです
ザクザクと斜めにカットしたバゲットを添えるとフランス風

とても良い出汁が出るので、スープが余ったら、パスタソースなどに転用できますよ。

材料:1〜2人分
  • ムール貝(殻つき):600g
  • セロリ(先端15cm程):50g
  • ニンニク:2片
  • コショウ:2振程
  • 白ワイン:100cc
  • オリーブ油:大さじ2

    ◆セロリが苦手な方はこちらに変えて
  • 玉ねぎ:50g
  • パセリ:2枝

<必要な道具(目安)> ムール貝のかさの倍の鍋(フタ付き)
<賞味期限> 買ったその日に調理し、調理してすぐに賞味すること。

  1. 下準備
    ムールは、貝の表面の付着物を包丁などできれいにこそぎ落とし、冷水で良く洗っておく
    また、貝の合わせめから飛び出している繊維状のもの(貝が壁面などにしがみつくためのもの)を、なるべく丁寧に引き抜いておく

  2. ニンニクはスライス、セロリ(または玉ネギとパセリ:以下同じ扱い)はみじん切りにする

  3. 鍋にオリーブ油とニンニクを入れて火をつけ、香りが出たらセロリを炒める

  4. 半量の白ワインを鍋に加え、アルコールを飛ばしながら中火で2分煮る
    続いてムール貝を全て入れ、残りの白ワインとコショウを振りかけ、フタをして貝がパックリ開くまで、10分程度蒸す(貝のサイズによる)

  5. 深めの器に盛り、スープをそそぎ込んで食卓へ。

※ムール貝に塩味があるので、塩は加えなくても大丈夫です
※ムール貝は、貝がしっかり閉じている新鮮なものを使いましょう
※白ワインの栓を抜いてゆったり食べるもよし、たまにはベルギービールなど入手して、コク深い味わいとともに、豪快に食すもよし。
ハマグリやアサリでつくっても美味しいです

オマケに、本場風ムール貝の食べ方
まず、ひとつつまんでツルンと食べます。
次に、その殻を右手(利き手)に持ち、空いている手で新しいムールを取ります。
片手の空の殻で、ムールの「み」をはさんで取り出し、そのまま口へ運びます。
これが、山盛りのムールをきれいに平らげるコツ。
お上品にフォークを使うのは5個まででウンザリ、パカパカ食べないと、本場の量はこなせない! ・・・という人も居れば、勿論フランスやベルギーでもフォークで1つずつ丁寧に取り出して味わう人も居ますが、上記のような食べ方をしても、ブラッスリーなどでは咎められることなどありませんのでご心配なく。

Muscadetなどドライめの白ワイン

頂いたご意見

●2004/2月 まよさん(ゲストブックにて)
今日は“ムール貝の白ワイン蒸し”に挑戦しました。根セロリしかなかったので玉ねぎ・パセリで作ったのですが、主人からは“おいしいけど、少し違うなぁ・・・”と言う感想。昔、ブリュッセルで食べてからムール貝に取り付かれている彼は”玉ねぎ“では満足できないようです。セロリの代わりに根セロリでは、やっぱりダメですかね・・・ その他 白ワインもいろいろ試して見ようと思っています。簡単な料理ほど素材が大事ですよね。きっと。
TOMATOより:セロリでなくてもエシャロットとパセリでも美味しいですよ。 エシャロットの方が玉葱よりも甘味が少なくてスッキリ仕上がります




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