更新日 mise en ligne le 23 juillet 2002
remise en page le 13 mars 2012
小麦粉ベースの“フラワートルティーヤ” Tortilla a la farine |
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メキシコ料理でお馴染みの“トルティーヤ”、タコスの皮です
タコスの皮と言っても実はトウモロコシの粉で作るものと小麦粉で作るものの2種類あり、我が家ではもっぱら柔らかめの小麦粉製を利用しています
今は日本でも、わざわざ手間をかけて作らなくても良い10枚、12枚と袋に入ったものが色々出ていますが、時々リクエストを頂くのでレシピを用意しました
現地ではアメリカンワッフル型に似た専用の道具もあり、丸く平たい2枚の金属板の中央に丸めた生地を乗せてパタンと挟んで火に掛けるだけという優れ物です
ピザやパン生地と違ってこの生地は固めなため、そうした道具なしにお家で作るには私には8〜10枚が限度、一応分量は2タイプ用意しましたがたっぷり作りたい方は増量して下さい
中に包む具については、また別途レシピを用意します(アボカドディップ“グァカモーレ”のレシピは
「欧米料理:お野菜」にリストしています)
材料 : 直径20cm程×6枚の場合
- 小麦粉:180g
- 塩:小さじ1/3
- ベーキングパウダー:小さじ1/3
- 植物油:小さじ2
- 水:約80cc
: 直径20cm程×8〜10枚の場合 - 小麦粉:270g
- 塩:小さじ半
- ベーキングパウダー:小さじ半
- 植物油:大さじ1
- 水:約130cc
- 小麦粉、塩、ベーキングパウダーをあわせてボウルにふるう
これに水をまわしかけ、油も加える(サラダオイルでOK、我が家ではオリーヴ油を使用)
菜箸で全体をざっと混ぜ合わせてから手でひとまとめになるまで捏ねる(2分ほどで充分)
- 1でまとめた生地を太さ5センチほどの棒状にして、8等分する
サイズを大きくしたい場合は6等分でも良い
それぞれのかたまりを丸めて、めん棒で薄くのす
- フッ素加工など焦げ付かないフライパンを弱火と中火の間程度に熱し、暖まったら2でのした生地を1枚乗せる
フタをせずにそのまま1〜2分置き、生地を捏ねた際に生地中に残った気泡がプクプクと膨らんできたら裏返して同程度焼く
残りの生地も同様に、すぐに食べる場合はほんのり焦げ目が付く程度に焼いても良いですが、パリパリにしてしまうと具を包みにくいので程々に
焼き上がったトルティーヤは乾いたお皿に重ね、アルミホイルでしっかり覆っておくと適度に残った湿度が保たれてすぐに固くなるのを防ぐ事ができます
※薄力粉だけでも大丈夫だと思いますが、我が家で使っている粉はフランスのType55、日本の粉の場合は薄力6対強力4の割合と同程度のものです
※もっと沢山作る場合、粉の分量に対して水の量は必ずしも比例するとは限らないので適宜増減して下さい
※捏ねた生地の乾燥に気を付けて、特に寝かせることなく焼いてしまって構いませんが、捏ねてから少し置いておきたい場合はキッチリとラップに包んでおきましょう
※焼くのが望ましいのですが、下焼きして後で温め直す事もできます
その場合は、焦げ色が全くつかない程度でフライパンから引き上げて熱いうちにアルミホイルなどでキッチリ包んでおき、食べる時に温め直します
ちょっと固くなってしまったという時は、下焼きしておいたものに霧吹きなどで少し水分を補ってから温め直すという応急措置もありますが、焼き上がった生地がどうしてもパリパリしがちなので、あまりお勧めできません