更新日 mise en ligne le 18 juillet 2003
remise en page le 15 mars 2012
日本に負けじと健康志向が高まるフランス・・・ と言ってしまいがちですが、どうやら実状は“健康志向な人はなおさら極端な健康志向へ突っ走りつつある”が正しいようです。
しかしそんな傾向が「和食=健康な食」と捉えているので(実際、昔ながらの和食は現代の食生活に比べたら本当に健康的でしたよね)、そんな系統のお店に行くと、和食や和菓子を実現するのがさほど困難ではない食材が見つかるようになったのは嬉しいところ。
そして近頃、中国産よりももう少し質の良い小豆がそうしたお店で手に入るようになったので、中国産の黒ではなく正に“小豆色の小豆”を煮て小倉餡を楽しんでいます。
その一環でたまに作る和菓子がこちら。
友人に教わったレシピは、「粉○パーセントに対して水○パーセント」といった、専門的でありながら逆に分かりにくいものだったので、そんな数値を割ったり掛けたりしながらできたレシピがこちらです。
今後更に改善目指して変更することもあるかと思いますが・・・
ちなみに白玉粉も見つからないので餅米粉を使っています。 恐らく、餅米粉を白玉粉に代えても同様に作れるものと思いますが、私は試すことが出来ないので仕上がりの保証はできません。ご容赦下さい。
材料 : 20個強分
- 上新粉:80g
- 餅米粉:40g
- お水:70cc程
- グラニュー糖又は上白糖:70g
- 小倉餡:200g程
- シナモンパウダー:大さじ3程(又は黄粉と半々)
<必要な道具(目安)>
・ボウル
・めん棒
・鍋か蒸し器
- ボウルに上新粉、餅米粉、グラニュー糖を入れて混ぜ合わせる(手間を惜しまないなら全てあわせてふるう)
これに水を加えて菜箸で全体を混ぜ合わせ、ほぼひとまとまりになったら手で均一になるまでこね合わせ、丸めてボウル中央に置く
- ボウルを入れてフタができるお鍋に水(分量外)を3〜4cm入れて強火にかける
水が沸騰したら、ボウルを入れてフタをし、強火で15分程蒸す
蒸し上がったらお鍋からボウルを引き上げ(ボウルも厚いので火傷に要注意:是非とも鍋つかみの利用を)、餅状になった生地を菜箸かヘラでよくかき混ぜ、火傷をしない程度になったら水を少量付けた手で餅つきのようにまだ暖かいうちによくこねる
- 生地をこねたら、アルミホイルを敷いた作業台にシナモン(又は黄粉と半々、もしくはシナモン2対黄粉1などお好みに)を茶こしがあればそれを利用してまんべんなくふりかけ、生地を転がして全体に粉を行き渡らせる
続いて再び作業台に少し粉を散らして生地を置き、手の平で平たくする
上に軽く粉を打ち、めん棒で2mm程度になるべく均一に、極力四角くのす(正方形でも長方形でも良い)
- 好みの厚みにのしたら、真っ直ぐなパイカッターかナイフで7cmの正方形に生地を切る
それぞれの四角い生地の中央一つの角寄りにティースプーンにたっぷり一杯の小倉餡を乗せ、三角形に生地を折る
これを全ての生地に繰り返す
残った端の不揃いな生地は、そのままつまんでも、トースターでさっと焼いても良いです
すぐに食べるのが一番。 少し後に味わう場合は、乾燥しないように少し重ねてお皿中央に並べてピッチリとラップをしましょう
※さすがに黄粉は見つからなかったので、我が家ではシナモンだけを使っています
シナモンは物によっては少し粒子が粗い場合もあるので、あれば茶こしを通してから使うと良いです
よっぽどのシナモン好きでない場合は、可能であれば少しでも黄粉を加えた方が味わいがまろやかに仕上がります
※市販の小倉餡を使う場合、柔らかければお水で濡らした小鍋に餡を入れて弱火にかけて焦がさぬように少し水気を飛ばしてから冷ましたものを使います
※出来上がりの数は当然と言えば当然ですが、生地を上手に四角くのす事が出来れば余す生地が少なく沢山作れますし、より薄くのせば出来上がる数も多くなるので、あんは多めに用意しておくと良いです
ただ、我が家では市販のものよりたっぷりめに加えているので、20個以上出来ても上記分量の餡より少なくて済む場合もあります
限られた量しか無い場合は、あらかじめ皮の数に等分してから包むと良いかも。