更新日 mise en ligne le 30 septembre 2002
remise en page le 15 mars 2012
オクラのタジーヌ Tajine de gombos |
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オクラは日本でもお馴染みですが、こちらはアフリカ風の一皿。
タジーヌというのは北アフリカ特にモロッコでとてもポピュラーな、山型のフタが付いた器の事で、その器を使って蒸し煮にしたお料理の事も同じ名で呼びます。
具はイスラムないしユダヤ教の人も確か豚肉を食べないのでお肉の場合は羊、牛、鶏肉、さもなくば魚貝類、お野菜のみのタジーヌもあります。
フランスは勿論、日本ではなおそんな特別な器を用意している家庭は少ないので、お鍋を使ったタジーヌもどきのレシピをこちらに。
具を炒めてさっと煮るだけと割と手軽、あちらの国では日本の肉じゃが的存在なのでしょう。
お肉控えめでもお野菜たっぷりなら充分美味しく、脂身の少ない肉や魚を使えば割とヘルシーな一品。 殻をむいた車エビでも美味しいですよ。
バゲットなどを添えてどうぞ。
材料 : 2〜3人分
- オクラ(生):200g
- トマト:400g
- 玉ねぎ:100g
- 子羊、チキンなどいずれか:300g
- 刻みパセリ:半カップ
- ニンニク:1〜2片
- 塩:小さじ1/4
- パプリカ(粉):小さじ1/4
- オリーヴ油:大さじ3
- オクラは洗って水気を切り、付け根からヘタを取り除いておく(切り口に種が見えない程度)
トマトは湯むきして1〜1.5センチほどに刻んでおく
玉ねぎはみじん切り、ニンニクは細かく刻む
子羊肉は一口大に切る
- 鍋にオリーヴ油半量を入れて熱し、オクラを中火でやや歯ごたえが残る程度に炒めてよける
残りのオリーヴ油を鍋に加え、玉ねぎとニンニクを炒め、玉ねぎが透明になってきたら肉を入れて転がしながら表面に火を通す
- 2にオクラと塩、パプリカ、パセリを加えてさっと全体を混ぜ、フタをして弱めの中火で30分程煮込めば出来上がり
トマトから出る汁気が多すぎるようなら最後にフタを外して水分を飛ばします
※オクラの産毛が手にチクチク刺さる事があるので、洗う時は注意して下さい
あまりにチクチクが多い時は、ゴム手袋をはめて手を保護し、日本ならではの塩をまぶして板ずりする丁寧な下処理をしておいても良いです。(後の作業が楽)
※鶏肉を使う場合は骨を外したもも肉が良いです
海老の場合は煮込みすぎると硬くなるので注意を。