更新日 mise en ligne le 1er juin 2001
remise en page le 15 mars 2012
羊肉とインゲンのタジーヌ Tajine d'agneau et aux haricots verts |
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相変わらず1〜2週に1回は顔を出す近所の美味しいモロッコ料理屋さんで、注文するまでもなく「いつものでいい?」と尋ねられる私のお気に入りの一品が“タジーヌ”
山笠型のフタが付いた独特の焼き物“Tajine”(右の写真:絵付きも有)を使って調理する事からこの類のお料理の総称になったのだそうです
大抵は子羊又はチキンと野菜、時には野菜のみをじっくりと蒸し煮にしたお料理です
今回は子羊肉を使って、丁度今(書いているのは5月末)が旬のインゲンと合せわたものをご紹介します
フランスの家庭料理にも、インゲンをフレッシュなエンドウ豆に代えるなどした似たようなお料理が沢山ありますが、ここではちょっとスパイシーに、勿論専用の器無しに作れるレシピです
材料 : 2人分
- 子羊肩肉:600g
- ニンジン:200g
- トマト(皮と種を除く):200g
- インゲン:400g
- オリーヴ油:大さじ1
- ニンニク:2片
- パプリカ:小さじ1
- コリアンダー(種):小さじ1
- クミン:小さじ半
- キャトルエピス:小さじ1/4
(上記4スパイス全て粉末) - レモン汁:大さじ2
- 水:150cc
- 塩:小さじ1弱
- 肉を3〜5cm程度のお好みのサイズに切りそろえ、ニンジンは皮をむいて乱切りにする
インゲン豆は両端を切り落とし半分に切っておく
皮と種を除いたトマトは細かく刻む
ニンニクは潰すかみじん切りにしておく
- ホーロー等圧底の鍋にオリーヴ油を熱し、肉を入れて中火で3〜4分、表面をソテーする
ニンジンを加えて更に3〜4分加熱し、トマト、ニンニク、スパイスを入れてよく混ぜながらもう5分熱を加える
水、スパイス、塩、レモン汁を加えてフタをし、弱火にして20分、時々かき混ぜながら煮る
- 2の鍋にインゲンを加え軽く混ぜ、フタをして更に15〜20分蒸し煮にする
熱いうちに食卓へ
お好みで、モロッコやチュニジアではお馴染みのスパイスペースト“アリッサ”(レシピあり)を添えてどうぞ
※インゲン豆は1例ですので、玉ねぎ、ズッキーニ、カブ等お好みの物に代えたり、これらを取り混ぜる事も出来ます
本場でも使うオクラを使っても、トロリとした独特の食感が美味
また、レモン風味でなくグリーンオリーヴ風味にしたり、ドライレーズン、プラム、皮なし粒アーモンド等を加えてもモロッコ料理らしさが出ます
※最後にお好みで刻んだコリアンダーやパセリ、ミントや煎った白ゴマを散らしても美味しいですよ
頂いたご意見
●2004/5月 さちをさん(ゲストブックにて)
以前、こちらのレシピに掲載されていた子羊とインゲンのタジーヌを作ったところ、家族に大好評だったので今晩のパーティーにぜひ作ろうと思っています。