マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 20 septembre 2003
remise en page le 13 mars 2012
ノルマンディー風ムール貝 Moule à la normande

元々はノルマンディー地方のある海辺のレストランで味わったムール貝料理、
それをTOMATO流にアレンジしたものです。
クリーム煮は各地にありますが、“ノルマンディー風”と題したのはクリームが入るからだけではありません。
シードルではお隣ブルターニュに負けているものの、リンゴの蒸留酒“カルヴァドス”の産地として知られ、実際、豊かな地質で緑溢れる土地のあちらこちらにたわわに実る 又は真っ白に咲き誇るリンゴの木々が見られます。
そんな郷土の風味を取り入れ、ほんのりとした酸味と甘味がクリームに合う、ありがちでいてひと味違うソースが決め手。 貝から塩味が出るので塩は加えていませんが、味を見て足りないようなら加えて下さい。
クリームソースが残ったら、折角の旨味を含むので捨ててしまわず、ミルクでのばしてクラムチャウダー風ポタージュやお肉のソースなどに再利用、残さず楽しみましょう!

材料 :
  • 殻付き生ムール貝:1kg
  • エシャロット又は玉ねぎ:50g
  • リンゴ:150g
  • 白ワイン又はシードル:大さじ3
  • 生クリーム:200cc
  • サラダ油又はバター:小さじ2

<必要な道具(目安)>
・大きなフライパン
・あればニンニク潰し

<賞味期限>
出来立てを賞味

  1. ムール貝は、貝の合わせ目から飛び出しているスジ状のもの(ムールが海で自らを固定するために作り出すもの)を引き抜いてから冷水で洗い、ザルに入れて水気を切る
    エシャロットはみじん切りに、リンゴは1cm角に切って冷水に浸しておく

  2. 大きなお鍋にサラダ油(又はバター)とエシャロットを入れて弱火で、エシャロットが透き通るまで5分ほど炒める
    あらかた火が通ったら中火弱にし、ムール貝と水切りしたリンゴを一気にあけ、白ワイン又はシードルをまわしかけてフタをし、加熱する
    加熱時間はムールのサイズによりますが、5cm程度の小さめで10分弱、8cm程あればもう少し、全部がパックリと開くまで

  3. 貝が開いたら、生クリームを全体に行き渡るように注ぎ入れ、お鍋をゆすって混ぜ合わせ、再びフタをしてソースが温まれば出来上がり
    熱々のうちに召し上がれ
※ムール貝に添える最もお馴染みのものは、ベルギー同様フランスでも“Frites”ことフライドポテトですが、最も合うものといったらやはり焼きたてのバゲットでしょう
それにサラダを添えれば立派に一食出来上がりです
※生クリームを加えたら、鍋の中身を煮立てないように気を付けて
煮立ててしまうとクリームの風味を損ないます。




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