マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 8 novembre 2002
remise en page le 15 mars 2012
クルミあん Confiture de noix

子どもの頃、祖父母の家の庭の大きな大きなクルミの木が毎年たっぷり落とす実を、丁寧に掃除して米袋に詰めて宅急便で送ってもらっていたものでした。
固くて、金づちを持ち出しては石のくぼみにのせてコンコンと割っていたオニグルミとは違い、ヨーロッパのクルミの殻は薄く、物によっては上手くすると手で割る事ができるものもあります。
そんなどちらのクルミで作っても美味しいのが、くるみあん 又は クルミジャム。
すりつぶすとミルクのような風味もあり(クルミの文字を置き換えてもね)、どことなくミルクジャムを思わせる味もします。
幼い頃、せっせと割ったクルミで母に“クルミあん”を作ってもらい、お餅に乗せて楽しんだものでした。
勿論、朝食にトーストなどに塗っても良いし、薄皮の渋みがちょっぴり大人の味と感じる人も居るかもしれませんが、美味ですよ。
写真は知人のお庭で採れたたっぷりのクルミを元に、白玉に小倉餡の代わりに添えたものです。

材料 :
  • クルミ(殻を除いたもの):100g
  • お砂糖:100g
  • お水:200g
  • 塩:1つまみ

<必要な道具(目安)>
・ブードミルなど
・お鍋
  1. クルミをフードミルかミキサー、すり鉢などで、胡麻和えのゴマ程度に細かくし、ステンレス又はホーロー引きの小鍋に入れる
    これにお砂糖、塩、水を加えてよく混ぜ合わせる

  2. 1を弱火にかけ、混ぜながら温める
    プツプツと煮立ってきたらやや火を強め、好みのとろみが付くまで10〜20分程、かき混ぜながら煮る

  3. 熱湯を通すなどして消毒した小瓶に入れるか、あら熱をとって暖かいうちにレンジで温めるなどしたお餅、又は別途作っておいた白玉などにかけて召し上がれ
    出来立ては火傷をする程熱いので、味見をする時はくれぐれもご注意を。
※防腐剤などは当然ながら入っていませんので、瓶に入れてキッチリフタをして冷蔵庫で3〜4日で食べきりましょう
※お餅に添える時はレンジなどで軽く温めると良いです





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