マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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更新日 mise en ligne le 25 juin 2002
remise en page le 18 mars 2012
ギャレット・ブルトンヌ Calette bretonne

“Galette bretonne:ギャレットゥ・ブルトンヌ”とは、ブルターニュ風ギャレットの意味
ギャレット(又はガレット)については蕎麦粉のクレープのページでも触れていますが、生地を平たく焼いたものを一般的に示すフランス語です
あまり土が肥えていなくて農作物の収穫には恵まれなかったかつてのブルターニュですが、お隣ノルマンディー同様酪農が盛んで、今も同地方産のバターの美味しさはフランス中でも一目置かれています
そんなバターをふんだんに使うのがブルターニュのお菓子で、キャトル・キャールもしかり、クイニ・アマンも同様
19世紀頃には、結婚の祝いの品としてバターを贈る習慣があり、それらは祝いの席に飾られ一部は上記クイニ・アマンや今回のギャレット・ブルトンヌのようなお菓子に変えられ皆に振る舞われたのだとか
ケーキとも違ってビスケットに近く、これをセルクルと呼ばれる直径5センチほどの型に小分けにして焼けば、フランスの大手メーカーも手がけるビスケット版ギャレット・ブルトンヌにもなります
なお、このお菓子にはバターに含まれる塩分が非常に重要なアクセントですので、お菓子だからと無塩バターを使わないようにして下さい。

材料 : 22cm程のタルト型1コ
  • 卵黄:4つ
  • カソナード又はグラニュー糖:120g
  • バター:150g
  • 小麦粉:160g
  • ベーキングパウダー:大さじ半

  1. オーブンを180度に温める
    型の内側に薄くバター(分量外)を塗っておく
    小麦粉とベーキングパウダーをあわせてふるっておく
    ボウルにバターを小さく切って入れ、柔らかくなるまで常温に置く

  2. バターが柔らかくなったら卵黄と砂糖を入れ手で混ぜる
    よく混ざったらふるった小麦粉を加えさらに混ぜる
    (手を汚したく無い場合はゴムべらなどで)

  3. 2の生地を型に入れ、手に牛乳(分量外)を少し付けて表面をならし、フォークで縦横にラインを入れる
    これをオーブンに入れ、180度で30〜40分焼く
    冷めれば出来上がり
※今回ご紹介するのは最もシンプルなもので、この他ドライプラムやレーズン、リンゴを入れたり、オレンジの皮のすり下ろしを加えるものもあります
粉の一部をアーモンドやヘーゼルナッツパウダーに変えても美味しいですよ
※余った白身はマカロンやダコワーズ等にご利用下さい
※生地は、型に入れてから1日冷蔵庫で保存できます。






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