マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 13 août 2002
remise en page le 15 mars 2012
粒あん

和菓子でお馴染みのあんこ、日本の伝統的な甘味なのですが、実は周囲のフランス人にはことごとく拒否される小倉餡
マロンペーストと似たような味なのに、豆が甘いという感覚を受け入れがたいようで大抵の日本の方がこちらで甘いお米に顔をしかめるのと同じ様な事なのでしょう
素材が限られるだけにあまり手の込んだ和菓子は作らない我が家ですが、中華食材店や近頃流行のBIOショップなどで小豆は簡単に入手できるので、日本で覚えた味にすっかり夢中の相棒のリクエストに応えて時々あんこを煮ています
大体の感覚を掴んでしまえばさほど難しいものではないので、参考までにこちらにレシピを掲載しておきます
小麦粉をこねて蒸し饅頭にしたり、餅米入りご飯(タイ産餅米はこちらにもあります)を包んでおはぎにしたり、フランス(に限らず)で入手可能な食材でも和風の甘味は楽しめます
「どら焼き」のレシピも別途用意しています。

材料 : 仕上がりおよそ600g
  • 小豆:200g
  • 水:適宜
  • 上白糖又はグラニュー糖:180g
  • 塩:小さじ1/4

必要な道具(目安)
・お鍋
・木べらなど
  1. 小豆は丁寧に水洗いして4〜5倍の水に一晩浸しておく

  2. ふっくらと水を含んだ小豆を一旦ザルに取って鍋にあけ、600cc程の水を加えて中火にかけ、沸騰して煮汁に色が付いたら再びザルにあけて汁気を切って鍋に戻し、再度水800cc程を加えて中火にかける
    煮汁が沸騰したら弱火に落とし、フタをして40分ほど、豆ひとつを指でつまんで簡単に潰せるまで柔らかく煮る

  3. 豆が柔らかくなったら火を止めて煮汁を豆の半分程度までこぼし、温かいうちにお砂糖と塩を加え、手早くさっとかき混ぜそのままフタをして40〜50分程度置いて味を馴染ませる
    ※豆は砂糖を加えるともうそれ以上柔らかくならず、また砂糖の甘味で少し締まるので充分に柔らかくなってから砂糖を加えましょう

  4. 3の汁気をみながら再び弱火にかけて木のスプーン(木ベラ等)で練るように混ぜながらお味噌程度もしくは好みの固さになるまで煮詰めて火から下ろし冷ます
    ※冷めると餡の身がしまって水分が減るので、好みの仕上がりより極僅かに柔らかいかなという程度で冷ますと丁度良く仕上がるようです
    餡の使い道にもよるので固さは適宜調整して下さい
※中華食材屋などで見かける黒い小豆でも同じように作れますが、デンプン質含有量がやや少ないのか粉っぽさに欠けるようです
※少な目の分量であんこのレシピをとのリクエストを頂いたので量は控えめにしていますが、もっと沢山作って冷凍保存しても良いです
お砂糖の量は好みで調節して下さい(もっと甘くても良いかも)






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