更新日 mise en ligne le 22 avril 2004
remise en page le 13 mars 2012
お豆腐とブロッコリのタルト Tarte au Tofou et aux broccoli |
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ヴェジタリアン向きと言うには、卵と乳製品を使うのでちょっと無理があるのですが(それらがOKのヴェジタリアンなら大丈夫)、生クリームではなく絹ごし豆腐を使った、緑鮮やかなお野菜中心のタルトです。
実は、「豆腐を試したのだが味がない。馴染みの味に仕立てる方法はないか?」というフランス人からのリクエストで生まれたレシピで、何も無理にお豆腐を使わず、別途レシピページのあるホウレン草のタルト同様に生クリームで作っても美味しいものです。
でも、あえてお豆腐を使うのが、近頃ダイエットブームのフランス人受けして大好評なアントレの一つ。
勿論、お豆腐を使うからだけでもなく、味の面でも美味しく楽しめます。
サラダを添えて、軽いお食事にもなりますよ。
材料 : 6人分
<タルト生地用>- 薄力・強力粉半々:160g
- バター:60〜70g
- 卵:1個
- 打ち粉(強力粉):少々
<具とアパレイユ> - ブロッコリ:250g
- ポワロ(又は玉葱):150g
- 絹ごし豆腐:250g
- 玉子:2個
- 塩:小さじ半〜2/3
- バター:20g
- おろしたエメンタルチーズ:80g
- 千切ったパセリの葉1/4カップ
<必要な道具(目安)>
・鍋
・ボウル
・ミキサーか裏ごし器
・めん棒
・直径22cmのタルト型
<賞味期限>
出来立てを賞味
保存は冷蔵庫で、
3〜4日まで
- タルト生地を用意する
ボウルに粉をふるい、スライスしたバターを加えて常温に戻してから、指先で粉と混ぜ合わせる
これに卵を割り入れ、菜箸であらかた混ぜてからひとまとめにし(ベタつくようなら粉少々追加する)、手の平で平たくして3〜4回折り畳んでから、打ち粉をして薄くのしてタルト型に敷き込む
生地のふくらみ防止のため、フォークでまんべんなく全体をつついてからラップをかけて30分程寝かせる(急いでいるなら寝かせなくても大丈夫)
- オーブンを180℃に温め、タルト生地の表面が乾燥したようになるまで10分弱、下焼きして冷ましておく
- 具を用意する
ブロッコリは小房に分けて3〜4分、塩少々加えたお湯で下茹でしてしっかり水気を切っておく
ポワロは幅1cmの小口に切って(玉葱の場合も小さければ輪切り、大きければ縦4つ割にしてから1cm幅に切る)、バターを溶かしたフライパンで少ししんなりするまで両面火を通しておく
- アパレイユを用意する
ミキサーに、豆腐、卵、塩、千切ったパセリの葉を入れてなめらかになるよう混ぜ合わせる
- 下焼きしたタルト型に、まずポワロを並べ、その上にまんべんなくブロッコリをあしらう
更に上に、すり下ろしたエメンタルチーズを散らし、4で用意したアパレイユを全体にかけて、型を揺すってアパレイユを下まで行き渡らせる
オーブンを180℃に温め、タルトを入れて30分程、薄い焼き色がついて、揺すってみて真ん中がタプタプとしなければ出来上がり
暖かいうちにアントレとして召し上がれ(冷めても美味しいです。その辺りはお好みで)
※塩の量は、チーズの塩分もあるので、塩分控えめが好みなら小さじ半程度に留めます。
しっかり塩が効いた方が良ければもう少し追加して下さい。 でも、小さじ丸々1杯入れると塩辛すぎると思います。
※お野菜は他にも、アスパラガスやフェンネル、更にお肉が欲しければベーコンやハムを加えても良いです。
お豆腐は、近頃BIOショップに絹ごし豆腐も並び始めたので、私はそれを使っています。
絹ごしの方がなめらかに仕上がるのと、フランス産の普通のお豆腐は、よほど和食材に恵まれた環境でない限りはかなり固いので、柔らかな絹ごし限定のレシピとしています。

Alsace Tokay, Alsace Pinot Noir, Bordeaux Saint Julien, Saint Esthephe, Bourgueil でも。
頂いたご意見
●2004/5月 ようこっち さん(ゲストブックにて)
先日、「豆腐とブロッコリーのタルト」を作りました。家に絹ごし豆腐があったので、新しいお豆腐料理と思い 挑戦してみました。おいしかったです!タルトの生地は、市販のを使ったのです。冷蔵庫にあったのと(私が買っていたのですが)、少し手抜きしてしまいました。次回は、生地から挑戦と思っています。