更新日 mise en ligne le 6 juillet 2005
remise en page le 15 mars 2012
アボカドのメキシコスープ Caldo Tlalpeno |
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“Caldo Tlalpeno:カルド・トラルペーニョ”と呼ばれるメキシコのスープ。
お豆を煮たりミネストローネのようにパスタを入れたり、お米を入れてリゾットのようなスープにしたりと、色々とヴァリエーションがありますが、鳥肉とチキンスープをベースにアボカドスライスが表面を覆い尽くすようにたっぷり入るのが特徴です。
シンプルなお出汁で、日本のお味噌汁のような感覚。 メキシコ料理ばかりでなく、普段の洋風料理のアントレスープとしても充分楽しめる、優しい味わいのスープです。
本場では、使うスパイスは唐辛子とコショウ止まりなのですが、マイルドな反面いまひとつまとまりがなく感じられるため、私の好みでクミンの香りを添えています。
お好み次第ですので、加えなくても構いません。
材料 : 4人分(正味量)
- 鶏ささ身か脂肪を除いたもも肉:100g
- 玉葱:100g
- ニンニク:1片
- 赤唐辛子:1〜2本
- 水:1100cc
- サラダ油:小さじ2
- 塩:小さじ1
- コンソメかチキン、野菜ブイヨン等粉:小さじ半
- クミンパウダー:小さじ1/4
- あしらい用生コリアンダーの葉:2枝
<必要な道具(目安)>・普通にお家にあるもの
<賞味期限> 出来立てを賞味
- 玉葱は縦4つ割にして薄切りに、ニンニクはみじん切りか薄切りにする
鳥肉は、肉の繊維(筋)を横切るように薄切りにする
赤唐辛子は種を取り除いて小口に切る
- 鍋にサラダ油を入れて火に掛け、ニンニクと共に玉葱が透き通るまで炒め、鳥肉をさっと炒めたら水を注ぎ、塩とブイヨン粉、唐辛子も加えてフタをし15分程、玉葱がすっかり柔らかくなるまで煮る
- 煮終える頃にアボカドを2つ割にして種と皮を取り除き、横にナイフを入れて2mm程の薄切りにし、鍋にまずクミンパウダーを入れてさっとかき混ぜ、次いでスライスしたアボカドを(スライスがばらけるように)入れ、予熱で温まり次第、粗みじん切りか葉っぱを千切ったコリアンダーを散らしてサーヴする
※コリアンダーはパックチー、又はシャンツァイ、シラントロ、香菜などと呼ばれる、見た目がパセリに似、香りはドクダミ風のハーブで、タイやメキシコ料理によく使われます。
苦手な人はパセリ(平葉の)に代えるか、加えなくても構いません。
※作りたてを味わうのが一番ですが、下準備だけ済ませておきたい場合は、アボカドは加えず、必ず食べる直前に温めて、温め終えた最後に加えて下さい。アボカドの身がデリケートなので崩れてスープが濁ってしまいます。 2度に分けて味わう場合は、別鍋に移して温めましょう。