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remise en page le 13 mars 2012
焼きピーマンのマリネ Poivron grillé à l'huile |
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フランスでは南部のお料理として知られていますが、実は遙かにもっと親しまれているのはスペイン。 民家の集まる道端で、仲間が集まってピーマンを網焼きにしていたりする他、もっと遙かに手間を省ける缶や瓶詰めも売られています。
元々甘味ある赤い西洋ピーマン(イエローや紫でも出来ますが、赤が一番オススメ)を焼くと、なお一層甘味があって、ことにマリネにしたものはアントレにそのまま味わったり、カナッペはじめスペインの居酒屋料理“タパス”にも登場(タパス用も殆ど一緒ですが、別ページにレシピを掲載)。
丁寧に皮を剥く手間だけは惜しまずに、フルーティーでとろけるようなピーマンは、その手間あってこそ得られる味です。
材料 : 作りやすい控えめ量
- 西洋赤ピーマン2個(丸ごと計量して400〜500g程)
- オリーヴ油1:少々
- 漬け込み用オリーヴ油:たっぷり(次項参照)
- 用途によって塩:小さじ1/3程
- 好みでハーブ、ニンニクなど
<必要な道具(目安)> アルミホイル、あれば刷毛1つ
<賞味期限> 作ってから2〜3日迄
- オーブンを200℃に温めておく
ピーマンは丸ごと洗って丁寧に水気と汚れを拭い、縦2つ割にしてヘタと種、内側の白い部分を千切り取る
皮が付いた側に、オリーヴ油を刷毛か指に少しずつ取って塗る(オイル漬けにしない場合は塗らなくても良い)
- アルミホイルを広げて、ピーマンの切り口を下にして並べ、温めておいたオーブンに入れて15〜20分程、少し焦げ目が付く程度に焼く
- 焼き上がったらすぐに取り出し、器をかぶせるか、やや深みのあるお皿に並べ、それより大きなお皿でフタをし、10分程蒸らした後、薄皮を丁寧に剥ぐ
- 薄皮を剥いだピーマンを、用途に応じて好みのサイズに切り、器又は瓶に入れてピーマンがすっかりかぶるまでオリーヴオイルを注いで半日寝かせれば出来上がり
※マリネする際に、細かく切り込みを入れたニンニク(香り付け用。食べるのに抵抗が無ければ薄切りかみじん切りでも良い)、好みのハーブ(プロヴァンスのハーブミックス、タイム、オレガノ、ローズマリー、バジル、パセリ等)を一緒に漬け込んでも良いです
※マリネしたピーマンを大きめの短冊状に切ってそのままアントレにする他、スライスしたパンに乗せればパン・タパス(ピーマンだけでなく、輪切りゆで卵やアンチョビを併せるとなおそれらしくなります)、包丁で叩いてマリネ液少しを混ぜてディップ風にしてパンと味わったりお肉やお魚の付け合わせにしたり、ピュレにしてソースにしたりと、使い道は色々。
※マリネ用オリーヴオイルの量を控えめにしたい場合は、マリネに使う器を小さめにするか、瓶を使うと良いですよ。
残ったオイルはお料理に使えます。
シーンによって、赤白ロゼワイン、ビール、その他各種アペリティフ(食前酒)