マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 15 decembre 2005
remise en page le 13 mars 2012
玉葱のタルト Tarte à l'oignon

キッシュの類、あらかじめ炒めた玉葱の甘みを楽しむこの塩味のタルトは、フランス語で「タルト・ア・ロニオン:Tarte a l'oignon」と呼びます。
シンプルに玉葱の風味を楽しんでも良いのですが(下のレシピの通り)、刻みパセリを加えて香りを添える他に、私が気に入っているのは、玉葱との相性が良いキャラウェイシードを玉葱と一緒に炒めること。
キャラウェは香りが強く好き嫌いが分かれるので、味見してみて大丈夫なら、小さじ1/3〜半程加えてみて。 ドイツのパンに使われるスパイスだけあって、アルザスワインとの相性が益々良くなりますよ。

材料 : 22cmのタルト型1つ分
    <タルト生地用>
  • 薄力・強力粉半々:160g
  • バター:60g
  • 玉子;1個(又は冷水適宜)
  • 打ち粉用強力粉:少々

    <具材とフィリング>
  • 玉葱:400g
  • サラダ油かオリーヴ油:小さじ2
  • 細切りベーコン:80g
  • 塩:小さじ半
  • 玉子:2個
  • 生クリーム:100cc
  • 牛乳:100cc
  • おろしたエメンタル:60g

<必要な道具(目安)>
・タルト型
・めん棒
・ボウル

<賞味期限>
保存は冷蔵庫で、3日迄

  1. タルト生地を作る
    ボウルに粉をふるい入れ、常温にしたバターを入れて指先で粉と混ぜ合わせる
    これに溶き卵(又は同程度の冷水でも良い)を入れて菜箸でかきまぜ、生地がまとまってきたら極々軽く手でこねてひとまとめにし、軽く打ち粉(強力粉推奨)をしてめん棒でのばしてタルト型に敷き込む
    型に敷く時には決して引っ張らず、中心から淵にかけて丁寧に固定して行き、はみ出した部分は切り落とし、全体をフォークで膨らみ防止につつく
    ラップをかけて涼しいところで半〜1時間休ませる
  2. オーブンに余熱を入れる
    皮をむいた玉葱を縦2つ(大きければ4つ)に切り、横にスライスする
    フライパンに油を熱し、玉葱に焦げ色が付かないようによく混ぜながら炒め、透き通って来たらベーコンを加えて更に5分程炒める
  3. 暖まったオーブンで、タルト生地のした焼きをする(表面が乾いたようになれば完了)
    タルト生地と玉葱のあら熱が取れるまでの間に、ボウルに玉子をよく溶きほぐし、クリームと牛乳、塩も加えて均一なフィリングを用意する
  4. 下焼きしたタルトにフライパンの中身をあけて均等にならし、チーズをまんべんなく散らしてから、フィリングを注ぎ、下焼きで暖まっているオーブンで40分程焼けば出来上がり
<賞味期限>
冷蔵庫で4日。温め直しても美味しいです。

※焼き時間は、お使いのオーブンによって前後します。 温度は180度程で良いと思いますが、様子を見て適宜調整して下さい。
※暖かいうちにアントレや軽食にしても、常温でも味わえます。 どちらが良いかは好きずきではないかな。
※ミルクと生クリームを半々にしていますが、生クリームだけでも構いません。 ただ、ミルクだけにするとちょっと生地がゆるくなってしまう可能性大。 玉葱からどうしても水分が出るので、ミルクや生クリームは入れすぎないように気をつけて。


 アルザス・シルヴァネールAlsace Syvaner(白)
 クレマン・ダルザスCremant d'Alsace(白発砲)
 Savoieサヴォワの赤、好み次第では軽めのロゼでも



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