更新日 mise en ligne le 23 mars 2006
remise en page le 29/09/2009
Poulet au cidre チキンのシードル煮 |
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「Cidre:シードル」は、リンゴから作られる発泡酒。 炭酸性で、アルコール度がビール同等かそれよりもやや低いお酒です。
フランスでは、産地はノルマンディー地方とブルターニュ地方。 特に後者の郷土料理であるガレット(そば粉のクレープ)に添えられることは有名です。
リンゴの香りと甘みが閉じ込められた、そのお酒を使って、チキンを煮込んだのがこちら。
しっとり柔らかく煮えたチキンの身には、甘みとリンゴの香りが閉じ込められて、ちょっと不思議な美味しさを楽しめます。
分量はボリュームたっぷりめですので、小食な方は、ポテトの量を減らして下さい。
材料:2人分
- 鶏もも肉(骨付き):2本
- シードル (*):400cc
- 玉ねぎ:50g
- ニンジン:100g
- セロリかフェンネル:100g
- 塩:小さじ3/4
- ローリエ(月桂樹)の葉:1枚
- サラダ油:小さじ2〜大さじ1
- 水:200cc
- 野菜かチキンブイヨン粉:小さじ1半
- 煮崩れないジャガイモ:400g
- 粉末白コショウ:好みで少々
<必要な道具(目安)> フライパン、厚底鍋
<賞味期限> 出来立てを賞味。
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玉葱、ニンジン、セロリ(又は株立ちのフェンネル)は、粗みじん切りにする
鶏もも肉は、皮の縁(足の付け根部分)の脂身を丁寧に取り除き、ナイフの先端で皮をつついて脂が出るようにしておく
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フライパンにサラダ油を入れて火にかけ、野菜に透明感が出るまで炒めたら、中身を厚底鍋にあけて鍋底に広げる
同じフライパンを再び火にかけ、鶏もも肉の皮を下にして並べ、皮にあらかた火が通って脂分が出、こんがり薄いきつね色に色づくようあぶった後、野菜を入れておいた厚底鍋に移して並べる(余分な脂分はフライパンに残す)
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鍋に、シードル、水、ブイヨン、ローリエ、塩、コショウを加え、フタをして40分ほどコトコトと煮る
チキンが煮えるまでの間に、ジャガイモの皮をむき、1cmほどの輪切りにしておく
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鍋に、切っておいたポテトを加えてチキンの隙間からなるべくソースに浸るようにして、再びフタをし、ポテトが柔らかくなる迄煮れば出来上がり
暖かいうちに、チキンをまずお皿に取って、ポテトを添え、ソースをかけて召し上がれ
※シードルには、「Cidre Brut」と「Cidre doux」の2タイプあります。 どちらでも構いませんが、私は前者を使っています。
フランス産でないシードルに関しては、紛い物でもっと甘みが強かったりしかねないので、フランス(ブルターニュ又はノルマンディー地方)産を探して下さい。
※ソースが余ったら、改めてポテトを入れて煮っ転がし風の付け合わせに活用できます。
※ジャガイモは、フランスでなら、Pomadour、Belle de Fontenay、赤紫の皮のRoseval辺りがお勧め。 ただし季節や土壌によって多少柔らかめなこともあるので、極力煮崩れないものを選んで下さい。 勿論その他に良いポテトがあればそちらで構いません。
シードルCidre Brut/Doux、ブロンドビール