マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 29 avril 2006
remise en page le 15 mars 2012
スペインのカスタードデザート Crema Catalana

カタロニア風クリームという名の、フランスのクレーム・ブリュレによく似たスペインのデザートがあります。
お砂糖をかけてバーバーで上面を焦がしたものが、どうやら「クレマ・カタラナ」で、カラメリゼしていないものは、ナティヤス(ナティリャス)と呼び分けられる模様。
フランスでは、「Crème (creme) Catalane:クレーム・カタラーヌ」と呼ばれます。
いずれも、アングレーズソースとカスタードクリームの間のような、なめらかでトロリとした卵黄たっぷりのクリーム。
シンプルなだけに、作業に注意を払って丁寧に作ること。 これが大切なポイント。 大急ぎでグツグツ煮ては台無しです。
バーナーやクレームブリュレ用の道具があれば都合が良いのですが、適当なものが無いのでカラメリゼしないレシピです。
レモンの皮でなくオレンジを使っても美味しいですよ。

材料 : たっぷりめに2人分
  • 牛乳:400cc
  • 卵黄:4個
  • グラニュー糖:60g
  • シナモンスティック:1/2本
  • コーンスターチ:大さじ1
  • レモンの皮すりおろし:1個分
    (又は小さめオレンジ1個分)
  • ヴァニラエッセンス:好みで数滴

<必要な道具(目安)>
・やや平たい器2つ
 (無ければグラスなどでもOK)
・中鍋2つ
・耐熱シリコンべらか木べら

<賞味期限>
冷蔵庫で3日
  1. 鍋に牛乳300ccとシナモンスティックを入れてとろ火にかけて暖め、シナモンの香りをミルクに移す

  2. もう一つの鍋に卵黄、残りのミルク100cc、グラニュー糖、コーンスターチ、レモンかオレンジの皮のすりおろしを入れて、泡立て器でよく混ぜておく(泡立てず、混ぜるだけ)
    よく混ぜながら、1のミルクからシナモンスティックを除いてミルクだけを注ぎ、よくよく混ぜる

  3. 2の鍋を中火弱にかけて、鍋底が焦げ付かないようヘラで底から丁寧に、時計回りにかき混ぜながら15分程じっくり加熱してとろみを付けたら、器に注いですっかり冷ました後、冷蔵庫で2時間程冷やせば出来上がり
※お酒の香りが好きな方は、コアントロー、グランマルニエ等の柑橘類のリキュールを少し垂らしても良いです。
※質感は、シュークリームに詰めるカスタードクリームに比べるともっと緩め。 なめらかな口当たりを楽しむために、加熱する時は決してグツグツ煮立てないように、そして何より最初に丁寧に混ぜ合わせておきましょう。万が一コーンスターチがダマになってしまったら、涼しいところで30分程休ませた後に再びよく混ぜて加熱スタートしましょう。ダマが消えている筈。






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