マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 26 septembre 2006
remise en page le 15 mars 2012
スペルト小麦のスープ Minestrone a l'epeautre

家で最もよく作るスープの1つはミネストローネ。
具は、チョコチョコと残った端切れ野菜だったり、季節のお野菜を取り混ぜて、パスタやお豆の他にも、様々な穀類を加えて煮込んでいます。
最近では色々見つかるようになった麦粒をいくつか試した結果、一番美味しかったのが軟質小麦とこのスペルト小麦でした(大麦とカラス麦も悪くないけれど仕上がりは今ひとつ)。
お野菜をたっぷり入れて、「食べるスープ」にするのが私流。
お野菜は、通年見つかるものを分量欄に記載しましたが、この他にも色々使えるものはあります。
レシピ末にメモしておきますので、お好みのものを使って下さい。

材料 : 4人分
  • スペルト小麦(殻ナシ):60g
  • ニンジン:100g
  • 玉葱:100g
  • ズッキーニ:100g
  • 西洋ピーマン(赤):100g
  • オリーヴ油:大さじ1
  • ニンニク:1片
  • トマト・ホール缶:300g
  • ブイヨン粉、コンソメ等:小さじ半
  • 塩:小さじ3/4程
  • 月桂樹の葉:1枚
  • プロヴァンスのハーブミックス:1つまみ
    (無ければオレガノの葉のドライ同量、
     タイム、バジル等お手持ちのものを)
  • 刻みパセリ:お好みに
  • 水:1リットル

<必要な道具(目安)> 鍋

<賞味期限> 出来立てを賞味

  1. スペルト小麦はお米を研ぐように洗い、ざっとかき混ぜても浮く粒は捨て、たっぷりの水(水は分量外)に30分程浸しておく
    ニンニクはみじん切り、他の野菜は全て千切りにする(好みでダイスに切っても良い。全て同じような形&サイズにする)
    缶詰のトマトはみじん切りにしておく

  2. 鍋(別に炒めたければフライパンで)にオリーヴ油と刻みニンニクを入れて火にかけ、ニンニクが焦げないうちに玉葱とニンジンを炒める
    玉葱に透明感が出て来たら、ピーマン、ズッキーニも加え、塩小さじ1/4程をふりかけてしんなりして透明感が出て来るまで炒めた後、水、塩、ブイヨン、プロヴァンスのハーブ、ローリエ(月桂樹)、水に浸しておいたスペルト小麦(水切りしてから)を鍋に加え、フタをして40分程煮込む
    この時、グタグタと沸騰させ続けると麦粒が崩れるので、中火以上に火力を上げずに煮る

  3. 麦粒と野菜がすっかり柔らかくなったら火を止め、ローリエの葉を取り出し、コショウを振り混ぜてから味見をし、足りないようなら軽く塩を加え混ぜる
    最後に刻みパセリを散らし、サーヴする

※我が家では、お塩を控えめ薄味にして、刻みパセリをたっぷり散らして仕上げています。 パセリの香りが減塩を助けてくれますよ。
トマトは、旬によく熟した美味しいものがあれば、フレッシュトマトを湯向きして刻んで加えても美味しいです。生トマトの酸味が嫌いな方は、種をすっかり除いて果肉だけを使うと大分酸味を抑えられます。
※お野菜は、セロリ(香りが好きなら葉も使える)、フェンネル、ポワロ、ブロッコリ(余りがちな茎も使える)、キャベツ、ナス等も使えます。 果実野菜は季節の終わりの熟し過ぎは避けましょう。さもないとすぐ煮崩れてしまったり、大味だったりします。
※ちょっと国籍を変えたアレンジ:カレー粉を少し加えたり、クミンパウダーを加えパセリに代えてコリアンダーを散らしてメキシコ風味、同じくクミンとコリアンダーにシナモンと赤唐辛子少々を加えてモロッコ風味に。 また、激辛でなく香り良いエスプレット唐辛子を加えても美味しいですよ。






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