更新日 mise en ligne le 22 septembre 2007
remise en page le 15 mars 2012
チキンとデーツのタジーヌ Tajine de poulet aux dattes |
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タジーヌ、Tajine / Tagineとは、モロッコ等マグレブ国で親しまれる蒸し煮料理。
山笠帽のようなフタ付きの土器のような(赤茶の土色からカラフルなものまで色々)焼き物の器にもタジーヌと呼ばれるものがあり、その器を使って調理するのが本場風。
でも、フライパンやお鍋でも作れるので、このレシピではお鍋を使いますのでご安心を。
デーツというのは、北アフリカでよく食べられるドライフルーツ、ナツメヤシの実。 希に仏国内で生も見かけますが、このレシピで使うのはドライフルーツです。
日本で見つからなければ、ドライプラムで代用できます。
材料:2人分
- 鶏フィレかもも肉:2つ
(骨付きでもOK、ただし欄外参照)
- タマネギ:小2個(100gほど)
- ニンジン:100g
- ニンニク:1片
- デーツ:10粒
- 水:100cc
- 野菜のブイヨン粉、コンソメ等:小さじ半
- オリーヴ油:大さじ2
- 蜂蜜:大さじ1
- クミン粉:小さじ半
- ジンジャー粉:小さじ1/4
- シナモン:小さじ1/4
- ターメリック:小さじ1/4
- 塩:小さじ1弱
- 乾燥ミントの葉:小さじ1(細かく崩して)
又はフレッシュコリアンダー:2〜3枝
<必要な道具(目安)> 厚底鍋
<賞味期限> 出来立てを賞味
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タマネギは縦6つに切り分ける(縦半分にし、それぞれを縦3つに切り分ける。タマネギが大きければ、横に二つに切ってから)。
ニンニクは、ニンニク潰しでつぶすか、適当な道具が無ければみじんに切る。
ニンジンは細ければ5mmの輪切り、太ければ縦2つに切り分けて半月切りにする。
デーツは、側面に切り込みを入れて(手で割れる)種を取り除く。
チキンは一口大に切り分ける(好みの大きさで構いません)。
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厚底鍋にオリーヴ油とニンニクを入れて弱火にかけ、香りが立ったら少し火を強めて、タマネギとニンジンを加え、タマネギに透明感が出るまで5分程、焦がさないように炒める。
中火にして鶏肉を入れ、蜂蜜を回しかけてお肉の表面に火が通るまで、混ぜながら炒める。
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塩、ブイヨン粉、スパイス、ハーブ、デーツ、水(要するに残りの材料全て)を加え、よくかき混ぜてからフタをして、そのまま20分程蒸し煮にする。
様子を見て、汁気があまり多いようなら(底に少し残るくらい。焦がさないように要注意)適当にフタを外して水分を飛ばす。
お肉に味が染みて、お野菜が柔らかく煮えていれば出来上がり。
フレッシュコリアンダーの葉を使う場合は、刻んだものを最後に散らし、別途蒸らしたクスクススムールを添えて召し上がれ。
※注意:鶏の骨付きもも肉を丸ごと使う場合は、あらかじめお肉に少し塩した上、野菜を炒める前にさきに両面よく焼いておき、煮る際にもう少しお水の量を増やして、加熱調理時間を伸ばし、中まできちんと火が通るように調整が必要です。
※ラム(子羊)肉でも楽しめます。 イスラム教の国のお料理ということを完全に無視するなら、豚もも肉でも構いません(ちょっと変な感じはするけど・・・ イスラム教徒は豚を食べないので。 ちなみにユダヤ教もです)