マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 18 juillet 2008
remise en page le 13 mars 2012
バスク風タルト Tarte Basquaise

夏野菜をたっぷり使ったタルト、別途レシピを掲載している「プロヴァンス風タルト」によく似ているけれども、こちらはピレネー山脈に近いスペイン国境に接するバスク地方風。
こちらも隠し味はフレンチマスタード。
粒無しを使いますが、好みで粒入りの昔風フレンチマスタードを使っても面白いかと思います。
暖かい前菜、又は軽めのお食事にサラダを添えて。 焼き直しても美味しいです。

材料 : 4〜6人分、24cmのタルト型
    タルト生地
  • 強力・薄力粉半々:140g
  • バター(有塩):60g
  • 水:大さじ3〜4弱
  • 打ち粉用強力粉少々

    フィリングと具材
  • オリーヴ油:小さじ2
  • ナス:300g
  • 玉ねぎ:100g
  • 西洋赤ピーマン:100g
  • 水切りしたツナ缶のツナの身:150g
  • 好みでニンニク:1片
  • おろしたエメンタルチーズ:60g
  • 粒無しフレンチマスタード:大さじ3
  • 塩:小さじ1
  • 卵:2個
  • 生クリーム:200cc

<必要な道具(目安)>
・フライパン
・タルト型
・ざる、めん棒

<保存期限>
焼きたてを賞味。
又は冷蔵庫で4日
  1. タルト生地を用意する。
    ボウルにバターを入れて湯煎にかけ、溶けたら湯煎から外し、水を加え混ぜ、粉をあけてシリコンベラ又はゴムベラでざっと混ぜ合わせる。
    水分が足りなければお水を少し足し、水っぽかったら粉を少し足す。
    生地をひとまとめにしたら手の平で軽く潰し2つ折りにし、更に軽く潰してまた2つ折りにする。
    これをもう3〜4度繰り返してから、めん棒で丸くタルト型サイズにのす。

  2. 型に生地をふわりと乗せ、中央から側面に向かって丁寧に、軽く手で抑えて固定する。
    底と縁の角部分と側面にもきちんと貼付ける。
    はみ出した生地をタルト型の高さに併せて切り落とし(外に生地を開いてめん棒を転がすと余分な生地を簡単に落とせる。縁が少なければ内側に折り込んで固定しても良い)、フォークか専用のピケで底をまんべんなくつつく(生地に含んだ空気で生地がボコボコに膨らむのを抑えるため)。

  3. オーブンに予熱を入れ、180度程で色づかない程度に軽く下焼きしてオーブンから出しておく。
    この時、重石があれば用いるとなお膨らみを抑えられる。

  4. 具の下調理をする(タルト生地を焼いている間に)。
    野菜は全て1.5〜2cm弱程、小さな一口大かそれよりもやや小さいくらいに刻み、ニンニクは薄切りにする。
    フライパンにオリーヴ油小さじ1とニンニクを入れて火にかけ、暖まったらまず玉ねぎとピーマンを炒め始める。 玉ねぎに透明感が出て来たらオリーヴ油小さじ1を足して熱し、ナスを加えて野菜がしんなりするまで炒め、最後に塩小さじ半を振ってよく混ぜ合わせたらざるにあけて余計な水気を落としておく。

  5. 下焼きしたタルト型の底にマスタードをまんべんなく塗り、チーズを散らす。
    炒めた野菜に大きめにほぐしたツナを混ぜ、チーズの上に敷き詰める。
    ボウルに玉子と生クリームを溶き混ぜ塩小さじ半を加え混ぜたら、具の上からそっとタルトに流し込み、予熱を入れたオーブン200度で30分程焼けば出来上がり。

    ※マスタードは、熱が入ると辛味が抜けます。 ややこってりした、瓶から出しただけのマスタードとはちょっと違った風味の隠し味の役目をなします。 嫌いな方は使わなくても構いません。
    ナスの一部をズッキーニに替えてもOK。
    ※バジルやオレガノ、パセリなど好みのハーブを刻んで、炒めた野菜にさっと混ぜてからタルト型に詰めても良いです。


     プロヴァンスのロゼ、アルザスのスッキリめのロゼ



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