マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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更新日 mise en ligne le 2 janvier 2014
インドのライスフレーク炒めポーハ Pooha/Poha

ポーハ又はポーハー(Pooha/poha等)と呼ばれる、ぺったんこに潰した米を使ったインド料理です。
日本的な感覚で言うとほぼ確実に「これはチャーハンですね!」となるかと思います。


素材さえあれば、残りご飯でチャーハンを作るくらい手軽に用意できるんですよ。
我がレシピは恐らく本場物よりもやや、お野菜多めです。
しかし風味は目一杯インド風。 日本で見つけるのは専門店を見つけないと、素材自体が揃わないことは重々承知の上ですが・・・ パリにはインド人街(パキスタンも混じっていると思しき)紛いの小さな地域がありまして、そこにあるパリでは結構有名なインド食材屋にて、このレシピに用いる全ての食材を仕入れています。
ちなみに、その他の多くのスパイス調達にももそのお店(パリ9区、パッサージュ・ブラディPassage Brady内のヴランVelan)、とても重宝しています。
皆さんが皆パリにお住まいなわけはなく、代替案も用意していますので、用意できそういないけれど近いものを作ってみたい、という方は、レシピ末尾をご覧下さい。

本場では、盛り付けた後、フライドピーナッツ、ベビースターのようなフライドヌードル、クシ切りレモンなどをあしらうこともあります。

材料:軽く2人分
  • ライスフレーク(潰したインド米):2カップ(120gほど)
  • ブラウン又はイエローマスタードシード(種、ドライ):小さじ1/3ほど
  • 生かドライのカレーリーフ:10〜15枚ほど
  • サラダ油、ピーナッツ油、ヒマワリ油など:大さじ1半
  • ニンニク(好みで):1片
  • トウガラシ:1本(辛いのが苦手な方は抜き、又は種を全て除く)
  • タマネギ:小1個(50〜80gほど)
  • ニンジン:50〜80gほど
  • グリーンピース:50〜80gほど
  • じゃがいも::50〜80gほど
  • 生のコリアンダーの葉:枝3〜5本好みに

  • ターメリック:小さじ1/5ほど
  • 塩:小さじ半
  • レモン汁:大さじ1
  • グラニュー糖:小さじ2

<必要な道具(目安)> フライパン、ザル

<賞味期限> 出来立てを賞味
  1. 時間を稼ぐため、真っ先にライスフレークの準備にかかる。
    ボウルか鍋に分量分をあけてゴミや黒い妙な米があれば取り除き、一度ザルにあけて細かい粒を落とす。
    次いでボウルに戻してたっぷりめに水を注いで米を壊さないようにそっと、手早く2度すすいだら、ざるにあけて水気を落ちるに任せてそのまま置いておく。

  2. 玉ネギはみじん切り、ニンジン、じゃがいもは各々グリーンピースよりやや大きい程度の角切り、ニンニクとトウガラシは刻んでおく。
    フレッシュコリアンダーは粗いみじん切りに。

  3. フライパンに植物油を入れて火にかけ、温まったらまずマスタードシードを入れ熱する。
    熱い油の中でマスタードシードが跳ねだしたらカレーリーフを入れて極力熱い油に浸るようにフライパンを動かして香りを立てる。
    更にトウガラシ、次いで玉ネギ、ニンニク、ニンジンを入れて玉ネギに透明感がでるまで炒める。
    そこにジャガイモを加え、焦がさないように、またジャガイモに火が通るまで炒め蒸し煮する(時々かき混ぜつつ途中フタをして)。
    ここまでおよそ20分弱。

  4. ジャガイモが柔らかくなったら、水切りしておいたライスフレークを、ダマにならないようそっと手でほぐしながら加え、グリーンピースもここで追加して全体をさっと混ぜる。
    そこに塩、砂糖、ターメリック、次いでレモン汁も全体に馴染むようふりかける。
    焦がさないようによく混ぜながら(菜ばしか木べらの助けと共にフライパンをゆすると良い)、ライスフレークをよくほぐしつ、もう5分ほど蒸し炒めたらコリアンダーを散らし最後にまた米を壊さないようにそっと全体を混ぜ合わせて出来上がり。

※「チャーハンみたい」ということを思えば、インド米を炊くか茹でるかした残りの冷ご飯でも作れます。
ただ、ライスフレークを使う利点は、ふわっと軽い『チャーハン』になる点。 ですから冷やご飯版はちょっと食感が違います。
※カレーリーフは、新鮮な生のものがあればそれが一番です。 無ければドライで。
※カレーリーフもライスフレークもありません、という方は、香りが大分違いますよ、ということを念頭に置いて、インド米かタイ米或いはバスマティ米を用い、カレーリーフは削除、代わりに、ターメリックを加える時に、クミンの種の粉末をターメリックと同量加えます。
クミンはインド料理によく使われる重要なキースパイスなので、インドっぽさは出せます。
このレシピを追加した主たる目的は、カレーリーフの使い道を提案したいから、なのだけれど、なければないで「それっぽく」やってみましょう。 私自身カレーリーフを入手できるようになったの、ほんのここ数年なんですもの。









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