更新日 mise en ligne le 28 avril. 2005
remise en page le 18 octobre2009
Gateau au citron et au pavot レモンポピーシードケーキ |
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ポピーシードとはケシの実のこと。 ユダヤ系のパン屋さんを覗くと、ポピーシードをたっぷり混ぜ込んだり上に散らしたパンが並んでいます。 日本では一部のお饅頭のような和菓子やあんパンにほんの少量散らしてあるので、ケシの実と言えばそれらを思い浮かべる方も多いと思います。
このレシピで使うのは、「ブルーポピーシード」と呼ばれるブルーグレーのもの。
プチプチッとした食感は、案外病みつきになるかも?
元になったレシピは、知人に教わったシンプルなオレンジケーキなのですが、うっかりヨーグルトの計量を間違えたのが発端で、バターを減らして(元のレシピでは使用料130g!)少しヘルシーな配合に落ち着きました。
レモンの代わりにオレンジを使えば、「オレンジポピーシードケーキ」になりますよ。
材料 : 10×12cmのパウンド型
- バター:60g
- グラニュー糖:100g
- 玉子:1個
- ヨーグルト:100g
- 薄力粉:160g
- ベーキングパウダー:小さじ1強
- ヴァニラエッセンス:少々
- ポピーシード(ブルー):大さじ4
- 無農薬レモンの皮すり下ろし:1個分
- 型塗り用無塩バター:少々
<アイシング用:好みによる>
- レモン果汁:小さじ2強
- 粉砂糖:50g
<必要な道具(目安)> 下ろし金、粉ふるい、泡立て器、パウンド型、ボウル、シリコンベラ
<賞味期限> 3〜4日、暖かい時期は冷蔵庫に
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オーブンに予熱を入れ、パウンド型にバターを塗っておく
粉とベーキングパウダーを共にふるい、レモンの皮をすりおろす(皮のイエローの部分のみを用いること。白い部分まで削ると苦みが出るので注意)
ボウルにバターを入れて常温で柔らかくしておき、グラニュー糖を加えて少し白っぽくなるまで泡立て器(手動)ですり混ぜる(湯煎にかけて柔らかくする場合は、煮立てないように弱火で溶かした後、ボウルの底を冷水に浸して冷ましてから砂糖を加えて練る)
- バターのボウルに玉子を加えてよく混ぜ合わせる
これにヴァニラ、ポピーシード、ヨーグルト、レモンの皮を加え混ぜたら、ふるっておいた粉を半量ずつ加え、ゴムベラで生地を切るように(練らない)サックリと混ぜ合わせ、型にまんべんなく流し込んで軽く表面をならす
- 予熱を入れておいたオーブンに入れ、180℃で30〜40分程焼く(時間はオーブンのタイプやサイズによる)
焼き上がりの確認は、こんもりと膨らんだ部分の目立たない所を狙って竹串を刺し、串にねっとりとした生地が付いて来なければOK
オーブンから出し、完全に冷ます
- アイシングがけをする場合は、ケーキを焼いている間にレモン汁と粉砂糖を小鉢などに混ぜてアイシングを用意しておき(果汁は少しずつ加えてなめらかさを調整する)、焼き上がったケーキを型から外してケーキクーラーに乗せ、あら熱がとれたら刷毛かティースプーンで上面にまんべんなくアイシングを塗って冷ます。
※※このお菓子には、お手持ちが無ければ普通のバターでも構いませんが、無塩バターの方がデリケートに仕上がる印象です。
お菓子自体に有塩バターを使ったとしても、型塗り用は無塩推奨。 有塩バターを使った場合、最初にかじった時に塩味を感じてしまうことがあるからです(他のお菓子でも同様)。
※ポピーシードには、白ゴマと黒ゴマのように、異なる色合いがあります。 例えば、和菓子やあんパンの上に少しだけ散らしてあるのは大抵は白。 このお菓子には、一般に「ブルーポピーシード」と呼ばれる、ブルーグレーのケシの実を用います。 ケシの実は食用になるもので、阿片(あへん)の素材ではありません。
※レモンをオレンジに置き換えるだけなので、オレンジかレモンか、どちらかお手持ちのものでお楽しみ下さい。 ただ、オレンジを使う場合は、アイシング作りにオレンジとレモンを半々にするとキリッとした酸味がつきます。 勿論お好み次第ですが、私は軽く酸味を感じる味のメリハリを楽しみたいので、オレンジ版でも両方混ぜています。
どちらのフルーツを使うにせよ、必ず「無農薬・ノーワックス」のものを用意し、ぬるま湯で丁寧に洗って水気を拭き取ってから使いましょう。