ミント

シソ科:多年草
学名:Mentha 〜
仏名:Menthe(メントゥ)
英名:Mint(ミント)

【概要】
  • 利用部位:主に葉、時に花(生、ドライ) スペアミント、ペパーミントが主にハーブとして利用され、かつ知られていますが、他にアップルミント(写真:白い斑が入っていて観賞向き)、パイナップルミント、オーデコロンミント等々種類豊富で、多少の違いはあれど食用にならない事はありません(香りによって口にしやすいかどうかは違います) ただし、日本にも自生する「いぬはっか」の通称で知られる種類はキャットニップというハーブではあるのですが、和名が示す通り、香りが悪く食用には向きません
【栽培】
  • 日当たりの良い所でならば栽培は手軽で、葉も良く茂るので観賞用にも向きます 冬には地上から姿を消しますが、春になるとまた新しい芽が出てきます 「種を蒔く、挿し木する、株分けする」の3種類の方法によって増やすことができます 種を蒔く:春か秋、プランタか直蒔きします 挿し木:花が咲く前の梅雨時かその直後、強い日光が直接当たらないところで乾燥に気を付ければかなりの確率で発根します 直に土に差すか、割と強いタイプのペパーミント、スペアミントならば枝を切り、1週間程花瓶かカップの水に差しておくと根が伸びてくるので、それから土に差しても良いでしょう(その他の種類も可能性はあります) 株分け:地植えにするとよく繁り、刈り込む程に脇目がでるほどに逞しく育ちます 多年草なのでそこから株分けします

【採集時期と保存】
  • 乾燥した葉も利用できるため、収穫後の保存も可能です 他の多くのハーブ同様、花を付ける直前が最も香りが良いとされていますが、花ごと収穫・利用しても大丈夫です 茎ごと刈り込み、丁寧に洗って水気を切ってから少量ずつ束ねて風通しの良い日陰につるして乾燥させ、キッチンペーパーなどを広げた上で軽く握って葉を落とし、密閉容器に保存します
【お料理への利用他】
  • ティーやお菓子、デザートのあしらい(飾り)等日本でもすっかりお馴染みの利用法の他、ヴェトナムの生春巻きやサンドイッチ、アラブ料理(お菓子、お茶にも)、お肉のソース(イギリス、スコットランド)、挽肉に混ぜ込む(ギリシャ〜ヨーロッパ、インド)など利用地域も活用方法も多用です 殺菌、消化促進作用があるため、ストレートもしくはアラブのミントティーなどのティーは食後にお勧めです




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