マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 30 cotobre 2015
白花豆のメキシコ風

実はこのお料理、私は「pois du cap」キャップ豆(英語名Cap beans)というよく似たお豆で作ります。
フランス本土ではあまり一般的でなく、アフリカ大陸に近いレユニオン島の郷土料理に使われるお豆なので、無かったら白インゲン豆で。
キャップ豆、白花豆は、白いんげん豆同様のぽっくりしたお芋のような食感がある味わい深い白い大粒の豆で、地域によって乾燥豆の他に缶詰(キャップ豆のほうね)もあります。
このレシピでは乾燥豆を使うことを前提としています。
前日から一晩たっぷりのお水に浸したお豆を圧力鍋で、あるいはもっと時間がかかりますが、お鍋で煮込んでほっくりとした仕上がりに。
好みで辛味は調整できます。
別途レシピを掲載している「コーンブレッド」にもよく合いますよ。



材料:付け合せとして4人分鉢(賞味量)
ひよこ豆(缶詰):2カップ(300g)
白花豆かキャップ豆(乾燥):150g
玉ねぎみじん切り:100g
緑のピーマン:150g
にんにく:1片
トマト:300g
オリーヴオイル:小さじ2〜3
水:200〜250cc
赤唐辛子の粉末:少々
タイム:1つまみ
オレガノ:1つまみ
コショウ:少々
ローリエ(月桂樹の葉):1枚
塩:小さじ半
コリアンダーの生の葉:枝4〜5本

<必要な道具(目安)> 圧力鍋
<賞味期限> 保存は必ず冷蔵庫で。3、4日中に食べきりましょう。

  1. 豆は洗ってから小鍋など器に入れ、倍量以上の水を注いで1晩浸して水を含ませる。

  2. 玉ねぎ、ニンニクはみじん切り、ピーマンは1センチ角程度、トマトは(湯むきしてもしなくても)小さめに刻む。
    鍋にオリーヴ油を熱し、玉ねぎとニンニクを加えて透き通るまで炒めたら、トマトを加えよく混ぜながら炒める。

  3. トマトが煮崩れてきたら水を含んでふっくらした豆の水を切って鍋に加え、水200cc(1カップ)、オレガノ、タイム、刻んでおいたピーマンを加え混ぜ、豆がぎりぎり浸る程度に水が足りなければもう少々加えてからフタをし、圧をかけておよそ20分煮る。
    ※煮る時間は圧力鍋によって多少前後するかと思います。

  4. 煮終えて圧が鎮まったらフタをあけて、お豆が柔らかく煮えていることを確認。
    もしも煮足らなかったら、必要に応じて少々の水を追加して再び煮て、お豆をすっかり柔らかくする。
    余分な水分があれば飛ぶように煮て仕上げる。
    仕上げにとろ火にして塩コショウして味を見る。
    ※水分は、サラサラとした水気がたっぷり残っていない方が良いですが、お肉のつけ合わせにする際などには汁気は大分控えめにした方が良いと思います。

  5. 火を止めてから、刻んだコリアンダーの葉をさっと混ぜて出来上がり。
    或いは盛り付けてから刻みコリアンダーを散らしても。

※赤唐辛子の粉末でなく、フレッシュなグリーンチリ(青唐辛子)があればそれを刻んで玉ねぎと一緒に炒めても良いです。辛味はお好みに調整を。







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