マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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更新日 mise en ligne le 31 cotobre 2015
ギリシャ風タコのマリネ、サラダ仕立て Poulpe mariné en salade

本場ギリシャでは、或いはその他海産物に恵まれる地中海沿岸の国のいくつかでは、海辺で採り立ての生きているタコの両目の間にナイフをつき立てて息の根を止めたら、すぐさま岩に何度も打ち付けて肉を柔らかくしてから、焦げができるような炭火焼にして用意するとか。 確かにタコって、生きているうちに叩くと驚くほど肉が柔らかくなるんですよ。
そこまで鮮度が良いものを、陸に暮らしながらなかなか誰もが得られるわけではないので、このレシピは魚屋で売っている、1杯150〜300g程度の小ぶりのタコを使う前提です。 また、このレシピでは半ばサラダとして楽しめるよう、お野菜たっぷりめ。
彩りも念頭に取り合わせるお野菜は、シャキシャキとした歯ごたえで、バゲット(フランスパン)などのパンともよく合います。
バーベキューの際に、あとはタコを加えるだけ、というところまで下ごしらえしておいて、グリルでタコを焼いてその場で切り分けてマリネ液に浸し混ぜて、まだ少し温かいところを味わう、なんていうのも良いですよ。



材料:4人分(正味量)
小ぶりのタコ:500〜600g
玉ネギ:60g
ピーマン:60g
ニンジン(好みで。抜きでもOK):60g
平葉パセリ:2〜4本好みで
塩:小さじ2/3ほど
あればオレガノ:1つまみ
黒コショウ(白でもグレーでもOK):少々
フレッシュレモン汁:大さじ4
オリーヴ油(マリネ用):大さじ3
オリーヴ油(タコ用):小さじ2

<必要な道具(目安)> 魚焼きグリル又はオーブン(天板と網)
<賞味期限> 望ましくは出来立てを賞味。又は冷蔵庫で3日
<手順概要> タコを焼く。 その間にマリネ液と野菜を混ぜる。 全て混ぜる。

  1. タコの下ごしらえ:
    オーブンにお熱を入れる。
    タコは冷たい水で軽くこすり合わせるようにしてぬめりを取り、流水で汚れもすっかり落としたら、ざるに取ってしっかり水気を落とす。
    これにオリーヴ油(タコ用)をふりかけてざっと手で混ぜ油を絡めたら、熱しておいた魚焼きグリル又はオーブンなら天板に水を張ったものを下段に用意し、 網にタコが落ちないように並べて、強めの火220〜240度位で10分〜15分ほど焼く(焼き時間はタコの厚みによって調整。生きているタコでなければ中まで火が通るように)。

  2. タコを焼く間に野菜とマリネ液を用意する:
    玉ネギは薄くスライス、ピーマン、ニンジンは千切りにする。
    パセリは粗い千切りに。
    ボウルに切った野菜全てと、マリネ用オリーヴ油、塩、レモン汁、コショウ、パセリ、オレガノを入れ、全体をよく混ぜ合わせる。

  3. 焼けた熱々のタコを小さめ一口大に切り分けて、2のボウルに入れてよく混ぜる。
    最後に味を見て、好み次第で塩、又はレモン汁を追加して出来上がり。
    和えてすぐでも良いですが、小一時間ほどから半日休ませ味を馴染ませてから味わうのもお勧めです。

※レモンの酸味が効いたマリネです。塩加減は、「少し控えめかな?」というところで止めておきましょう。 レモンの酸味が塩加減やや少なめ分をカバーしてくれます。






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