マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 2021年5月8日
ひよこ豆粉のカルダモンクッキー

ベサン粉とも呼ばれるひよこ豆の粉を使ったクッキーです。
小麦粉は使いませんので、グルテンフリーのお菓子として楽しめますが、小麦アレルギーの方のために作る場合は下記※の注釈をお読みください。
バター及び牛乳、乳製品は使用するレシピです。

焼きあがるとひよこ豆粉独特の香りは薄まり、カルダモンのすっとした良い香りが焼いている間から漂います。
仕上がりは固めですが、素材の味が優しく、結構お腹にたまるクッキー。 少し甘焼きで火傷をしないまでに冷ましたまだ温かく中ややほっこりな状態で味わうのも良いです。。
カロリーアップしますが、甘さを控えめにして、溶かしたホワイトチョコレートを焼きあがってすっかり冷ましたクッキーに細い口金の絞りだしでランダムなラインにかけるのもおすすめ。 カルダモンとホワイトチョコレートのミルキーさがよく合います。





材料:およそ12枚分(正味量。仕上がり数はサイズによる)

ひよこ豆粉 160g
ベーキングパウダー 小さじ半
バター 60g
砂糖 30〜40g(多め少な目お好みに)
グリーンカルダモンの粉 小さじ1/3、又は同粒カルダモン8個ほどの中の種を潰す
牛乳 大さじ4

<必要な道具(目安)> ボウル、ゴムベラ、オーブン用天板、クッキングシート、湯煎用鍋かフライパン
<賞味期限> 湿度を避けられる蓋つき容器で4、5日


  1. バターを刻むかスライスしてボウルに入れ、湯煎にかけて溶かす。
    その間に他の材料を計量し、ひよこ豆粉とベーキングパウダー、カルダモン粉を合わせてふるっておく。

  2. バターが溶けたら砂糖と牛乳を入れよく混ぜる。
    これに1でふるった粉を入れ、ゴムベラでまずは全体を手早く混ぜる。
    この時点でモロモロ、ポロポロの、ややドライ目なクランブル生地のようになるので、しっとり気味な部分と粉っぽい部分とが混じるよう、ゴムベラでダマを潰しつつよく混ぜる。
    混ぜても、生地は生おから(卯の花)っぽい、湿り気のあるポロポロした生地ですが、できればラップをして涼しいところで1時間生地を休ませる。

  3. 焼き始めに合わせてオーブンに180度で余熱を入れておき、オーブンの天板にクッキングシートを敷く。 休ませておいた生地をスープスプーン山盛り1杯ほどすくって手に取り形成。
    ポロポロした生地はちょっとまとまりが悪いので、「ぎゅ〜っと握らずできるだけ軽く握る」を念頭にまず軽く握ってまとめ、1センチ弱の厚さの円形にまとめる。
    一旦軽く丸めて片方の手のひらに置き、もう一方の手のそろえた指の腹で平たくそっと押しつぶして厚さをそろえたら、そっと上を抑えたまま淵のポロポロを押しつつくっつけて形を整えます。

  4. 形成したクッキーを天板に並べ、180度で15分焼く。

    お好みで、火傷しないまで冷めたまだ温かいうちに、或いはすっかり冷ましてから召し上がれ。

●上にも書きましたが、生地は湿り気はあるもののポロポロしてちょっとまとまりにくそうに見えるかと思いますが、適度に圧をかけて握ると、ポロポロ感はあれどまとまります。
小麦粉もそうですが、粉自身が含む湿度次第でバターや牛乳の湿り気の吸収具合が違いますので、上記分量で大丈夫とは思いますが(家の空気は乾燥気味かつ粉は密閉容器に入れているので、)どうしても握っても生地がまとまらない場合は、追加の牛乳ちょっぴりを点々と生地に垂らして混ぜなおして調整できます。

●オーブンは中段で。 上火が強い場合は(家のオーブンがその傾向)、終始アルミホイルをふわっとかけたまま焼くか、焼き初めからそうして保護し、最後に様子を見てアルミホイルを外して淡いきつね色に仕上げてもOK。
●グルテンフリー&ビーガン両方を望んでバターを植物油(菜種油、ココナッツオイル等)に置き換えて作ることも出来るかと思いますが、試していません。

※小麦アレルギーの方のために作る場合は、各材料が確実にグルテンフリーであるかをきちんと確認するのを忘れないでください。素材そのものに小麦グルテンが含まれるはずが無かったとしても、製造過程で小麦が混じるリスクが無いか、例えば製粉所で使用器具を小麦と共有するなどの工程があればパッケージの原材料欄などに記載がありますので、要確認です。



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