マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 8 juin 2001
remise en page le 18 mars 2012
ポン・デ・ケージョ Pao de queijo

“Pao de queijo”、ポルトガル語で「チーズパン」の意味のこの一口大の小さなパンは、本来はタピオカ粉(タピオカ/キャッサバ芋の澱粉)を使って作ります
ふと食べたくなって近所のスーパーで売っているタピオカを買ってきてみたのですが、残念ながらこちらの一般的なタピオカはザラメのように荒い粒状でなめらかな食感は期待できそうにありませんでした
そこで目先を変えて引っぱり出したのがアジア食材店で見つけてきた上新粉
物は試しとやってみたら、外はカリッと中はモチモチの、ポンデケージョ独特のあの食感はしっかり出ています
ブラジルではコーヒーと共につまむ事も多いそうですが、チーズの香りはワインやアペリティフのお供にも最適
ほんのり暖かい状態でお召し上がり下さい。

材料 : 約20個分
  • 餅米粉:180g
  • ベーキングパウダー:小さじ1
  • 水:140〜150cc
  • 塩:小さじ1/4
  • バター:20g
  • 玉子(M玉):1個
  • 粉(パルメザン)チーズ:80〜100g

  1. オーブンを180〜200度で加熱しておく
    ボウルに上新粉、ベーキングパウダーを混ぜ合わせておく
    小鍋に水、塩、バターを合わせ加熱し、バターが溶けたら粉と混ぜ合わせる
    (モチモチしたお団子状になります)
  2. 1のボウルに玉子、パルメザンチーズを加え、均一になるようよく混ぜ合わせる
    これをピンポン玉よりやや小さい程度に手で丸め、オーブンシート又はアルミホイル(の場合焦げ付き防止に薄くバター又はサラダオイルを塗る)に1.5cm以上間隔を置いて並べる
  3. オーブン中段に入れ15分〜20分、うっすらときつね色に色づくまで焼く
    火傷しない程度に暖かいうちに召し上がれ
※トースターを利用する場合は、焦げ易いので上にアルミホイルをかぶせて焼きます
焼き色を付けたい場合は残り2分程度でホイルを取り外して焼き上げます
※試していませんが、形作った生地は焼く前に冷凍保存が出来るようです
くっつかないよう並べて冷凍した後、ビニールバッグ等に入れておきます
解凍はオーブンシートに並べた状態で、ほぼ解凍が済んでから焼きます

※<フランスにお住まいの方へ>
タピオカはスーパーマーケットで手軽に買う事が出来ます
しかし、黄色い箱入りで“Tapioka”の名が付いているTipiak社のものは粒が荒いので、コーンスターチのように粒子の細かいタピオカスターチとはやや質感が違っています
他に無い、でも作ってみたいという場合は、250g入りの小さいパッケージで"express"と明記されている方が粒が小さいので、上記の作り方で(水は30cc程増やして)ほぼ近いものを作る事が出来ます
その際はバターを入れた水は沸騰直前の熱々をタピオカに回しかけて混ぜ、3分程熱が逃げないようにフタをして蒸らす事をお勧めします
それでもやや粒々感は残ってしまうので、アジア系食材店で売っているタピオカスター値(微粒子粉末)の利用を強くお勧めします。






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