更新日 mise en ligne le 7 novembre 2002
remise en page le 13 mars 2012
我が家で呼ぶ“お片づけ料理”の一つ、ちょっと風味が足りなく感じるマイルドなチーズを温めると、常温とはまた違った美味しさを引き出すことができます。
逆に言えば、マイルド極まりないチーズが好みな方にはちょっと難しい味わいかもしれませんが、使うチーズによって仕上がりは様々、お気に入りの軟質(生地のソフトな)チーズを選んでみて下さい。
例えば、強い風味が好きな方は極めつけのマンステールやポンレヴェック、塩味の効いたハート型のヌーシャテル、優しい香りが好みな方はちょっと若めのカマンベール、ドイツのカンボゾラ、牛乳チーズに限らず山羊乳製チーズでも楽しむ事ができます。
このレシピでは、私にはあまりにマイルドすぎてそのままでは物足りなくて余っていたロッシュバロンという灰をまぶした僅かに青カビを含むチーズを使っています。
元々フランスにある、その類のチーズを使った、生産元のお料理にちょっとだけ変化を付けたもの、勿論、大元のレシピ風にじゃがいもだけでも美味しいですよ。
材料 : 10cm×20cm程度のグラタン皿1つ
- じゃがいも:400g
- ズッキーニ:200g
- ロッシュバロン:1/4個(150g)
- 玉ねぎ:100g
- ベーコン:100g
- バター又は炒め油:小さじ2
- 塩:適宜
- ジャガイモはやや硬めに茹でて皮をむき、1.5cm厚に切っておく
ズッキーニも芋と同じ厚さに輪切りにする
ベーコンは1cm幅のマッチ棒状に切る
玉ねぎは粗いみじん切りにする
- 鍋又はフライパンにバター又は植物油(サラダ油、ピーナッツ油など)を温め、玉ねぎを入れ炒める
玉ねぎが透き通ったらベーコンを加えて炒める
これにジャガ芋とズッキーニを加え、5分ほどよくかき混ぜながら中火で炒める
- 2をバター又は植物油(分量外)を塗ったグラタン皿(耐熱皿)に入れる
この際、上面がなるべく平らになるようにする
ロッシュバロンに水平にナイフを入れ、2分する
チーズの表皮部分を上にしてポテトなどを覆うようにそれぞれ乗せて、180度程のオーブンで軽く焦げ目が付くまで焼き、焦げ目が付いたら一旦取り出してカリッと焦げたチーズの表皮を取り除き、再びオーブンで表面にまんべんなく焼き色を付ければ出来上がり
※溶けたチーズがしみて、ソースの役割もなします
このため、グラタン皿は深さのあるものを利用しましょう
※代用可能チーズ例
マンステール、カマンベール、ルブロション、ブリー、サン・マルスラン
サン・フェリシアン、モン・ドール、ポン・レヴェック など