マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 14 août 2006
remise en page le 16 mars 2012
ズッキーニのケーキ Gâteau à la courgette

お野菜を使ったケーキと言えば、我が家の定番はニンジンケーキ(レシピページあります)。
ズッキーニケーキは、アメリカだったかな、家庭で親しまれるらしいことは話に聞いた事があったけれど、実際家で作ってみることにしたのは、定年退職後家庭菜園に熱中した父が育てたズッキーニの持て余す程の収穫に、母がマフィンを作ったのよと送ってよこしたメールを読んでからでした。
作り方は、バナナケーキとまるで同じで、ズッキーニをすりおろす手間が加わるけれど、あとは順次混ぜて行くだけ。
お子さんと一緒に作れるくらいです。
ジューシーな実野菜なので、しっかり焼いても生地はしっとりめに仕上がります。
お野菜の風味がとてもマイルドなため、普段なら色々投入したくなるスパイスは一切控えて、たまにクルミやレーズンを少し加える他は、プレーンな緑の切り口を楽しんでいます。
熟し過ぎでない、ピンと張りのある新鮮で色鮮やかなズッキーニを使って下さいね。

材料:20×10cm程のパウンド型1本分
  • 細めのズッキーニ:300g
  • バター:50g
  • 玉子:1個
  • グラニュー糖か上白糖:120〜140g
  • 薄力粉:210g
  • ベーキングパウダー:小さじ1半
  • 好みでクルミ:50g程
  • 型塗り用バター(できれば無塩)

<必要な道具(目安)>
・ボウル、パウンド型
・手動ホイッパー、スパチュラ

<賞味期限>
4〜5日迄。暑い時期は、
ホイル等で包んで冷蔵へ。
  1. オーブンに余熱を入れ、型の内側底と側面まんべんなくバターを塗っておく
    ズッキーニは必ず鮮度が良く、細めを選び、洗って水気を拭い、ヘタと先端の固い部分を切り落として、皮をむかずに丸ごと大根おろしのようにすりおろす
    小麦粉(薄力、強力粉半々でも良い)はベーキングパウダーと混ぜてふるっておく

  2. ボウルにバターを入れて湯煎で溶かし、固まらない程度にあら熱を取った後、砂糖と玉子を入れて泡立て器でよく混ぜ合わせる
    混ざったら、すりおろしたズッキーニと、加えるなら粗く刻んだクルミを加え、スパチュラ(ゴムベラなど)でよく混ぜる

  3. 2にふるっておいた粉を加え、生地を練らないように、ヘラで底からひっくり返しては生地をサクサク切るようにして、粉っぽさがなくなるよう極力手早く混ぜたら、型に流し入れて上面を平らにならす
    余熱を入れておいたオーブン180度で40分程、よく膨らんで、竹串を刺してみて、粘り気のある生地がついて来なければ出来上がり

    冷ましてすぐ味わっても良いけれど、翌日の方が味が馴染んでより美味しくなります

※ズッキーニは、なるべく色が濃く細いものを選びましょう。 特に夏の盛りから終わりにかけては、育ちすぎて中心の種とその周辺がフカフカしてしまっているものがあります。 そういうズッキーニはやや大味で風味にもジューシーさにも欠け、このレシピの配合では上手く行かない可能性大ですので、必ず避けて下さい。 ナイフを入れるとバリッと自ら弾けてしまうくらいに新鮮なものがおすすめ。
※バターは普通の有塩バターです。 無塩バターを使うなら、塩を指2本で2つまみくらい加えます。
好みでヴァニラエッセンスを少し加えても良いです。





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