◆ Fagottini: ファゴッティーニ
覧の通り、3cm弱の茶巾絞りの詰め物パスタ。
茹で上がっても形崩れが少なく、ソースとのからみもなかなか良くて気に入っています。
写真はトゥール市内の朝市に来るイタリア食材店のもので、具はイタリア産生ハム。
生ハムの繊細かつ力強い風味が個性的で、ソースを絡めるよりもお野菜と一緒に茹でてオリーヴと粉チーズ(ペコリノヤパルミジャーノなど)を散らすだけで充分なくらい。
◆ Farfalle: ファルファッレ
リボン型のショートパスタで、名称は蝶々(チョウチョ)という意味から来る
クリーム、トマトソース、グラタン等幅広く使える
ギュッと握ったような中央の重なった部分は火が通りにくく、茹でるのにはやや時間がかかるようです
その分、アルデンテの範囲が広く、このサイトでもご紹介している煮込みパスタやクリーム系のソースにも合うので、カルボナーラでも良いでしょう
この他、形の可愛らしさからドレッシングやハーブ&オリーヴ油と合わせて、お料理の付け合わせにも向きます
Barilla社のファルファッレ(No.65)のメーカー推奨茹で時間は12分。
◆ Farfalle Tonde: ファルファッレ・トンデ
Barilla社のイタリア国内販売商品ラインにあるもので、ファルファッレの角を落としたような蝶ネクタイ型のパスタ。
写真はファルファッリーネの類で、ファルファッレ・トンデではありませんが、ほぼ同じ様な形。 サイズはファルファッレと同じ。 同社のファルファッリーネはこれのもう少し小さいもの。
◆ Farfalline: ファルファッリーネ
ファルファッレの小さなもののような名ですが、蝶ネクタイ型の端は尖っておらず丸みを帯びた形。
写真は、フランスのメーカーが「プティ・パニエ(小さな籠)」という仏語名で販売していたもので、大分接写しているので上のファルファッレと大差なく写っていますが、サイズはファルファッレよりも遙かに小さいです。
◆ Fettuccine: フェットゥチーネ
きしめん状のパスタ などと称される事も多い、日本でもお馴染みのロングパスタの一つ。
乾燥パスタにも、写真のようにスズメの巣状にグシャグシャと丸めた形のもの(nidi fettuchineと呼ばれる事もあります(Nidi/nide:ニーディ/ニーデは鳥などの巣の事で、そのグシャッと丸めた状態を示すだけ))、まっすぐな状態のもの、ゆるく輪にして束ねて乾燥させたようなもの、インスタントラーメンのように平たくまとめて乾かしたものなど様々ありますが、いずれもフェットゥチーネと呼んで間違いではありません。
よく一緒くたにされるタリアテッレとの違いは微妙な太さの違いであるとされていて、間違いではないのですが、地方によって呼び名が異なる場合と、同じ地方で太さの違うものをそれぞれに呼び分けている場合とあり、その呼び分けと太さが「あちらとそちらで逆」なんて事もあって、明確な答えはイタリアへ出掛けても得られそうにありません。
一般的に、8mm程のものが共にフェットゥチーネもしくはタリアテッレと呼ばれがちなようです。
ソースとの絡みが良いので、幅広く使えます。
写真はフランスのメーカーPanzaniの、ホウレンソウ入りのドライタイプ、茹でる際はこのまま煮立ったお湯に入れ、自然にほどけるのを待ちましょう
Barilla社の場合、メーカー推奨茹で時間は6分。
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◆ Filini :フィリーニ
Barilla社のイタリア国内販売ラインにあるもので、カペッリーニを短く切ったようなショートパスタ。 メーカー推奨茹で時間は2分。
◆ Fiocchi Rigati : フィオッキ・リガーティ
Barilla社のイタリア国内販売ラインにあるもので、ファルファッレの縁をストレートにし、表面に筋を加えたような、蝶ネクタイ型のショートパスタ。 メーカー推奨茹で時間は12分。
◆ Fusilli :フジッリ
ご覧の通りスクリュー型のショートパスタ
他のショートタイプ同様、野菜を混ぜ込むなどして着色されたものもあり、それらはたっぷりのソースで絡めるよりも色合いを楽しむようシンプルなハーブとオイル、他の素材の色も損ねないような調理法を選ぶと良いでしょう
ラテン語から想像するに、名称はロケット辺りから来ているのではないかと思うのですが・・・ あくまでも私の想像にすぎません
Barilla社の場合、メーカー推奨茹で時間は13分。
◆ Fusilli Bucati Corti: フジッリ・ブカーティ・コルティ
Barilla社のイタリア国内販売商品にあるもので、穴の空いたスパゲットーニをバネ状に巻いたようなショートパスタ。
Fusilli (bucati) lunghi:フジッリ(・ブカーティ)・ルンギはこれのロング版。
◆ Fusilli col bucco: フジッリ・コル・ブッコ
フジッリとは異なる、スパゲッティを細い棒に巻き付けて乾燥させたような、ゆるいネジ状のロングパスタ。
下のフジッリ・ルンギと同じものです。
◆ Fusilli lunghi: フジッリ・ルンギ
「長い(lunghi)フジッリ」という名ですが、プロペラ風のフジッリをそのまま長くしたのではなく、スパゲッティをスクリューのように緩く巻いたような、スパゲッティと同じ程度のロングパスタ。
「Fusilli Bucati Lunghi:フジッリ・ブカーティ・ルンギ」と呼ぶこともあるようです。
◆ Fusilli Napoletani:フジッリ・ナポレターニ
ナポリ風フジッリ、3枚ヒダのスクリュー型のフジッリ(上)と違って、薄くのしたパスタをねじったような形。
写真は、家で使った(調理&撮影した)手作り風フジッリ(Troffie)をベースに加工した画像で、実物ではありません。
この加工写真のように、やや長めのショートパスタとロングパスタの中間のようなものの他、スパゲッティと同じ位のロングパスタもある。
◆ Fusilli Spirale: フジッリ・スピラーレ
フジッリと殆ど一緒、でも、巻いたヒレの感覚がもっと詰まったもので、Barilla社のイタリア国内販売商品。
メーカー推奨茹で時間は13分。
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